ベトナム縁起物あれこれ・2017年12月~2018年1月

私がたまに行くベトナム食材のお店に、「福山商店」という店がある。

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この店に通い始めたとき、ちょっと不思議だなと思ったことが二つあった。

一つは、店の奥でベトナム系の男性たちがたまって、だべっていること。女性達は立ち話をすることはあるけれども、すぐどこかへ行き、そのだべりの輪に入ることはない。なんだよ、入りにくい雰囲気だなと思っていた(もちろん、ベトナム語で話をしていたからさっぱり内容はわからないし、男性ばっかりなのでちょっと怖いと感じていた)。

もう一つは、日本では見かけない、赤や金色で彩られた、派手な神棚が床に設置されていることだった。

これらの疑問は、2017年の8月にベトナムを旅行したら大体氷解した。

サイゴンでは、路上カフェや、カフェがなくても、めいめいが好みの飲み物などを片手に、路上に座って、男性達がだべっている。必ず男性だけだ。これはベトナムの風物詩なのかーと。

後者の神棚も、商売をやっている店ならどこにてもあった。おそらく、商売の神様をお祭りしてあるのだろう。

面白いので、今回の旅行では、見かけた神棚を少しばかり写真に撮ってみた。大体移動中で、他の用事をしながらなので、写真はぼけぼけだがご了承を。

これはフーコックで泊まったホテルの神棚。こんな風に綺麗に飾り付けて、お供えもしてある。上が布袋さんであることが多いようだ。なぜかビーチサンダルが片方…。

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これは別のホテルのもの。

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これはレンタサイクルの店のもの。招き猫バージョンも結構見かけた。

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ツアーの船にもお祭りしてある。これは海の安全を祈願するものなんでしょうね。

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ベトナムの人は、縁起を担ぐのが好きなようで、やはり中華文化圏の一員なんだなーという感じがする。

こんなのもあります。これはタンソンニャット空港の国内線のカフェのもの。布袋さんが可動式。

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あとびっくりしたのがこれ。フーコックのタクシーのダッシュボードだが、透明の蓮の花がクルクル回っている。ガラスじゃないのが残念だけど、設置上はアクリルでないと危ないものね。

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サイゴンの書店のステーショナリーコーナーでは同種類の物らしき物を見かけた。写真ないけど。

あとは、新暦のお正月だったので、こんな派手な飾りもあった。多分何か由縁のあるものであろう。

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ところで、面白いし割引きだったのでサイゴンで買って持ち帰った日めくりカレンダー、ベトナム語だけじゃなくて、中国語(つまり漢字)で、その日の年・月・日・時の六十干支が書いてあるものだった。これも絶対縁起担ぎのためだよなー。

私は占いはあまり信じていないが、中国の八字算命(日本では四柱推命と呼んでいるもの)は、自己分析の手段として、結構有効な手段なのではないかと思う。占いというものは、星だとか干支のようなものをツールにした自己分析法だったのではないだろうか。ちなみに、私は「金」と相性がよくて、金の月や日は調子がいいらしい。今は「水」(=癸)の月なので、あまり調子は良くないね(笑)。

以上です。では、また。

 

 

 

空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その9~2018年1月ベトナム

2018年1月4日はサイゴンに戻ってきた。

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ぐおおおおおおおおおお、って感じである。バイクが。これが都会である。

動画はInstagramに上げた(Youtubeにアカウント登録しようと思ったけど、面倒になった)。

サイゴン名物、バイクの波

サイゴンに戻ってきた後、お昼にブン・ボー(Bún Bò)食べた。12月30日の店とは違う店である。

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昼食後、手洗いを借りにヴィンコム・センターに初めて寄った。各国のブランドショップが軒を揃えており、そんじょそこらの日本のデパートやショッピングセンターよりお洒落で進んだ雰囲気なのだけど、ちょっと私には抵抗感があった。台湾のショッピングモールなんかもそうだが、巨大資本の支配する店舗の顔は、世界中どこでも同じ。巨大資本の作り出す画一的なものに抵抗があるのだろうと思う。

ところで、都市を移動すると、まずは買い物。という訳で、Co-opマートに行ってみた。こちらも規模が大きく、色々日常的な食料品や日用品が置いてある。

以下、Co-opマートの見聞。

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冷凍食品に揚げ春巻きの種類が多数揃っているのが、ご当地だと思う。左下は、韓国産の餃子だろうか。

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野菜は殆どが平置きの量り売りです。日本のようにパックに小分けされているものはごく少数。

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新暦正月なので元宝(チョコレート)があった。元宝ご存じでしょうか。中国の昔の金塊で、これをかたどったものは金運のお守り。

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ニャチャン産の海ぶどうがあったので、買ってみた。製造年月日2018年1月4日の取れ取れのプリプリである。外装の絵を見てみると、エビなど海産物の付け合わせにするのでしょうか。

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ライムも買って、ライムの果汁で食べてみた。新鮮でおいしい!塩味が結構効いているので、ライムの果汁だけで十分である。沖縄以外で食べる海ぶどうは、大体しおれていておいしくないけど、さすがに取れたてだけあっておいしいかった。

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ちなみに、海ぶどうは決して冷蔵庫に入れてはいけない。調味料をかけるのも、食する直前に。でないとしおれてしまう。

そういえばそもそも、沖縄でも元々は海ぶどうを食べる習慣ってなかったらしいのだけど、どこから来たものなんだろう。そしてベトナムの海ぶどうは、どういう経緯で来たのかな。

おまけ。帰りがけ、有名バインミーの店舗の傍で見かけた宝くじ売りの男性。片足の膝から下がなく、松葉杖を使っていらした。みなさん、宝くじ売りからは寄付精神で買うらしく、左側のバイクに乗ろうとしている若い女性がこの宝くじ売りから買っていた。宝くじは、貧しい人のための仕事なのである。

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この日は以上!

サイゴンは都会なので買い物や食事でうろうろしていたら終わってしまった。これからは日を追っての整理じゃなくて、何かテーマを絞って記事を書くかも知れません。書かないかも知れないけど。

 

 

空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その8(フーコック島から行くアントイ諸島ツアー後編)~2018年1月ベトナム

前回、本題に入るまで(船に乗るまで)が長すぎた…。

ところで、ツアーのコーススケジュールは、

午前9時頃に各ホテル送迎→パールファーム→乗船→1番目のポイントで釣り→2番目のポイントで泳ぐ→昼食→3番目のポイントで泳ぐ→下船→サオビーチ(午後4時まで)→午後5時頃までに各ホテル送迎

ということになっている。

まあ、出来合いのお手頃ツアーかも知れないが、船上から眺める海の景色はやっぱり最高である。

フーコック島からは、アントイ諸島を繋ぐロープウェイがあり、世界一とか。

このスケールである。すごい。

このロープウェイの柱の一つが建っているとある島近くの海上が、1番目のポイント(釣り)である。釣りといっても、プラスチック製の糸巻きの大きなものにテグスが巻き付けてあって、錘と針が付いただけの簡単なもので、餌は貝の身のかけらである。白人男性で、立派な釣り道具を持ち込んでいる人もいた。

みなさん真剣に釣ってはります。

が、釣果はあんまりである。

この魚、昼食に調理されて出てくるわけでもなく、どうなったのかは謎である。

次のポイントでは泳ぎ!ライフジャケットやシュノーケリングの道具は、貸してもらえる。だが、サンゴ礁も小さくて魚も少なく、あまり大したことはなかった…。

昼食の一例。あと、数品のおかず(日本風に丸められた卵焼きがあった)と、スープ、山盛りご飯にデザートはスイカだった。

昼食後、次のポイント。ここは結構大きなサンゴ礁の棚があって感心。この岸辺寄りがポイント。写真でわかるかな…。

ただーし。白人が海に入るとき日焼け止めオイルを塗りたくったり、平気でサンゴ礁の棚に立ち上がったするのはすごく気になった。あと、岸辺近くなるとゴミが漂着していたのも気になった。人が多い場所だから仕方ないのだが…。

観光資源としてサンゴ礁を使いつつ、保護していくのは本当に大変だと思った。まあ、私も観光客として泳いだのだけども(日焼け止めオイルは使っていない。オイルは現地で入手したココナツオイルを使った)。

港に帰ってきた。これは、イカ釣り漁船かな。かっこいいな。

途中サオビーチ、観光シーズン真っ盛りである。夏に来たときの方が海が綺麗だった。

すっかりくたびれて帰ってきたら、玄関先で悪い子ネコさんが遊んでいたのだけど、一体何していたんだろう、顔が真っ黒に汚れている。

以上です。

お手頃観光コースだったのだけど、船上で景色を眺めるだけで楽しいし、悪くなかったです。もっとすごい、ヒミツのポイントで泳ぎたければ、小さい船をチャーターすればいいのでしょうけど、お値段はおそらく桁が一つ上がると思われます。