2018年1月1日は、あまり触れたくない、いろいろうまくいかない日だったので飛ばそうかと思ったのだけど、帰ってきてから写真チェックしてみるとなかなか面白かったので書いてみる。
まず。バイクを貸してもらえなかった………。
「悪いこといわねぇからタクシーに乗りな」。そう言い捨ててバイク屋のおっちゃんは去る。
えっと。気を取り直して。自転車を借りることにした。
日差しはきついが風がさわやかなのでなかなか快適。ただし、サドルが固くて股間が痛い。クッションが欲しい、いや、ママチャリが欲しい。誰かママチャリをベトナムで流行らせませんか。もっといえば、電動アシスト自転車が欲しい。それなら私にも貸してもらえるだろう。
1月1日なので、さすがにあまり飲食店も開いてないようだ。カフェで昼の軽食を取ろうと思ったけど、本当に飲み物しかなかったので、麺料理の店に移動。
謎の日本風時代劇をやっている。
……なんだこの展開は。坊主に美女。展開が読めん。
女性の髪型と、役者の着物の着方と、腰高で歩く所作が気になる。和服の所作は、腰を落としてナンバ歩きで頭を平行移動させながら高速移動する、というのが基本だけど、そんなの現代の日本役者だって出来てないからなぁ。私だってできんわ。
と、ここで忘れ物事件発覚。食事どころではなくなり、そそくさと麺を掻き込んで元のカフェに慌てて戻る。
忘れ物は、元のカフェに忘れた時のままの状態で置かれていた。さすが治安のよいリゾート地フーコックばんざい。
疲れたのでまた別のカフェで休憩。カフェで休憩してばかりである。
なんだか間が悪いので戻ることにする。
不思議な形の雲。
この日は、本当だったらBee Farmに行きたかったのだった。養蜂農家がカフェや売店をやっていて、養蜂の様子も見せてくれるというもの。情報を検索するとよく出てくるのは、島北部の”Phu Quoc Bee Farm”であるが、遠い。
ところが、これとは別に、”Bee Farm Phu Quoc Honey”という施設があるらしいのがわかった。名前が紛らわしい。パクリ?(どっちが)
情報は殆どベトナム語で書かれているFBしかなかったが、空港の近所らしかった。これなら、午後遅くなっても自転車で行ける。
場所はすぐにわかった。空港の傍なので、観光客向けのペッパーファームなぞがあるところに近い。立派な施設と駐車場である。ツアーの観光客をバスで連れてくるのかな。
おじさんが子どもと遊んでいたので、ハチミツを買えるかどうか聞いてみたら、買えるというので、中に入れてもらう。ハチミツの種類は1種類しかないようなので、500ml入りのを一つ買う。
これは後日撮った写真だけど、280千ドン(約1400円)。これだけ買ったら1年以上持つだろう。
帰ろうとしたら人なつっこい白黒ワンコが名残惜しそうに寄ってきたので、わちゃわちゃして撫でて、バイバイしてあげた。おじさんとお子さんにもバイバイ。
もう夕方だったのでミツバチは見せてもらわなかったけど、もう少し時間があったら養蜂の様子を見せてもらえると思います。
ところで、ハチミツをリットル単位で買うという発想がなかったので、後で調べてみたら、ハチミツの比重は水の1.4倍だそうで、ということは100ml=140gである、ということになる。
ネット通販を調べたら、日本のハチミツは140g1400円とかで平気で売っている。ベトナムの5倍…。しかも、ミツバチは環境汚染のバロメーターというけれど、こっちの方が日本より環境はましに決まってるしね。
日本って本当に、質のいい食べ物を、安く、はもちろんのこと、手に入れること自体が難しい。