1 バイクにどうしても乗らねばならなくなる
コンダオ諸島のメインの島、コンソン島は流しのタクシーなんかいないので、移動手段はバイクを借りるしかない。
どれくらいいないかというと、行ってみてよくわかったが
いない…。大体、島民自体が約7000人しかいないのだ。街全体は整備されているのに、車もバイクもあんまりいなくて、街自体が一つの大きな教習所みたいだと思ってしまった。
うるさい押し売りもテケシーの呼び込みもいないのはありがたいが、ホテルからタクシーを使えば目的地に行くことはできるものの、帰ることができない。
そこでさすがに腰の重い私も、原付のペーパードライバー教習を探して、旅行に行く前に教習を受けることにした(普通乗用自動車免許は持ってる。これもペーパーだけど)。
2 教習所を探す
ところが、ないんですよこれが。
多分、東京近辺で、原付のペーパードライバー教習やっている教習所は2箇所しかない。
そのうち1箇所は、平日の決まった時間にしか教習をやっていないので、土日も受けられるのは残り1箇所のみ。
この教習所は、うちから優に1時間半はかかる場所にある。しかも、電話で確認すると、予約自体、教習所に来所しないとできないし、予約状況も確認できないという。
しょうがないので、その週末の土曜日、割と近所のベトナム料理の有名店で、お昼を食べ気分を盛り上げてから行くことにする。
フォー、まずくはなかったけど、ちょっとしょっぱかった…。
で、教習所に到着。その週末はもう予約が取れなかったが、次の週なら日曜日に予約が取れるという。原付のペーパードライバー教習は、2時間コースと4時間コースがあった。2時間もやれば充分だろうと2時間コースを申し込んだ。
必要な持ち物は軍手などの手袋、ヘルメットの内カバー(紙でできている。申込み時にくれる)、申込みカード、あと免許証。服装は長袖長ズボン、靴はバイク用の紐が外に出ていない革製の長靴が理想だが、スニーカーでもOKとのこと。
2週がかりでなんとか原付ペーパードライバー教習を受けられることになった。
教習なんて何年ぶりだろうか。
防具も付け…あ、腕の防具を無理矢理脚に付けちゃった……免許証ロッカーに入れてしまった………。ともう最初から汗だくで(晴れて暑い日だった)どうなることかと思ったが、なんとか乗れるようになった。お金はかかるが、人に教えてもらった方がコツは掴みやすい。ありがたい。
ぱっと見た感じ、大型の教習を受けに来ている方が多かったです。
短い休憩を取っただけで2時間連続で教習したので、最後の方ちょっと集中力が切れそうになったところでおしまい。
3 教習の内容
2時間の原付ペーパードライバー教習の内容は
●1時間目…原付の基本動作と、ある程度スピードを出す訓練、大きめのカーブを曲がる練習。
●2時間目…スムーズな発進と停止、小さいカーブを連続して曲がる練習、その他基本。
だった。
勿論、その人のレベルで内容は変わるんだろうと思う。
ベトナムのバイクは原付ではなくて、多分100cc位のものが多いように思うけど、原付の原理で充分乗れた。よかった…。