島に行く・その7(4日目 ホーチミン市からコンダオ諸島へ)~2018年4月・5月ベトナム

ホーチミン市を発つ

今回、ホーチミン市で最初の3日間泊まったホテルは朝食付きだった。朝食のレストランは、入り口の受付で部屋番号を聞かれる方式である。

受付のお姉さんが、こちらの答えた部屋番号を聞いて、すごく一生懸命ノートを見ながら英語で部屋番号を復唱しているので、思わずベトナム語で数字を言ったら、ウケて笑ってくれた。昨日のブンタウからの帰りの高速船の中、子供達が数字を数える遊びをしていたのでつい。外国人がベトナム語使うとそんなに面白いんですかね。このレストランには、少し年配の男性フロアマネージャーがいて、下手な英語で部屋番号を告げていると「にっ・さん・しー!」みたいな感じで少しおどけて日本語を使ってくれるので、おあいこ、である(何が?)。多分、フロアマネージャーさんの日本語は、かつて、このホテルに山ほど日本人が来ていた名残であると思われる。

折角なので中庭で食事した。この素敵な中庭にも今日でお別れである。

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タンソンニャット空港の国内便のターミナルに向かいまする。

昨日、ブンタウまで行ったんやし、そっからフェリーに乗ればええやん、て感じですが、ブンタウに行くことにして高速船のチケットを予約したのは、旅行直前の4月24日のことで、この時には既に航空便を予約していたし。

ちなみに、ブンタウからコンダオ諸島へのフェリーは、合計12時間もの船旅である。行きは午後5時出港で翌朝の午前5時に到着するらしい。しかも英語のWebサイトでは「外国人にはお勧めしない」などと書いてある。多分、日本でも離島へ行くフェリーなどでよくある、大きな船室に雑魚寝方式の客席なのだろう(私も昭和な映画などのワンシーンで見たことがあるだけで、乗った経験はない)。これに対し、プロペラ機だけど45分。お金で体力と時間を買うようなものかな。

タンソンニャット空港

チェックイン後、靴を脱いでのセキュリティ・チェックも、もう慣れたものである。

搭乗口の番号をチェックした後、搭乗口近くの飲食店で昼食を食べる。

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これは何かフエ料理のお店だったと思う。ハート型にキュウリとエビが飾ってあった。写真撮る前に手前のエビをうっかり食べてしまった。ベトナムはハートのモチーフの物が多いように思う。ベトナムには愛が溢れておりまする。てか、お皿の飾りの向きはこうじゃない。しかし、お店の人はこの状態で置いていったものである。

温かいコーヒー頼んだら、ベトナム式で甘かった。ご飯には合わなかった…。

昼ごはんを食べ終わって搭乗ゲートに行くと、えっ?表示された行き先が違う。そうだ、そういえばタンソンニャット空港の国内便はしょっちゅう搭乗ゲートが変更になるのだった。確認すると、変更後の搭乗ゲートは、最初のゲートとは建物の反対側。折角搭乗口の傍で食事した筈だったのに、延々また歩かないとあかんやんか。

プロペラ機なので、勿論、ボーディング・ブリッジは使えない。乗客は、機体のすぐ傍までバスで運ばれて、タラップで乗り込む形式である。

バスに乗り込む。しばらくすると…

あ れ だ !

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やっぱりちっこいよね。

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タラップで乗り込みます。

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内部は、2座席が2列である。

もちろん、機内モニターみたいな気の利いた設備はないので、客室乗務員が安全機器の使い方を実演して説明する。

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全然関係ない話なのだけど、働くベトナム女性のこの髪型、結構気に入って、旅の後半は真似していた。涼しいし、かわいい。こういう風にきっちり纏めるのは難しいですが。

プロペラ機は巨大なハチのような音を立て、ブンブンいいながら飛び立つ。ジェット機とまた違う感覚。プロペラ機はラスベガスからグランドキャニオンまで一度乗ったことがあるけど、こんな感じではなかったと記憶する。もっと小さい機体で座席も1列×2、飛行中も、もっと音量がうるさくて、全員大きなヘッドホンを付けるように指示されたような覚えがある。機種によって大きな違いがあるのかも。

機内も殆どバスのようなノリである。通路を挟んで隣席のおじさんが、席を前に移して欲しいと言い張っていた(本来、1列目は乗務員用の席であるようだった)。客室乗務員のお姉さんに注意されても聞き入れず。その内、お姉さんは後ろに移動してしまった。別のおじさんも前の席に移動して、自分の思うような姿勢で寛いで過ごしている。

メコンデルタの東端を南下する。

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機体が古くて窓がばっちい。窓外の景色があまり綺麗に撮れない。

写真が多くなってしまったので、コンダオ諸島(コンソン島)に到着後は、次の記事で。

 

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