前日早く寝てしまったので、朝5時に目が覚める。
丁度日の出の時間で、美しい朝焼けの空を見ることができた。
朝焼けの色の撮影は難しい。どの写真も、肉眼で見たのとは少々違う気がする。写真もそれなりに美しいけど。
さて、コンダオ諸島は、以下の地図(スクリーンショットだけど)で見れば判るとおり、これくらいの小さな島の集まりで、バイクで回れるのは一番大きいコンソン島だけ。効率良くバイクで回れば1日で十分回れるレベルの広さだと思う。
事前に日本で教習も受け、準備万端。ホテルのフロントデスク経由でバイクを借りた。レンタルバイク屋さんは、ホテルがショバ代を取るホテル敷地内にあるパターンのレンタルバイク屋である。
ちなみに、レンタルバイクの料金は24h120千ドン(600円)。ガソリン代別。ガス満タンとは限りません。借りるときは、ちょっと高いかな?と思ったけど、何にせよ物価の高い離島の上に、ホテルがショバ代を取っているので、そんなに高いという訳ではなさそう。英語の旅行ガイド本「ロンリープラネット」にも、大体相場が6USD~10USDと記載があった。
ところが、借りたバイクがボロくてですね。途中でエンストして、通りががりのベトナム人が「ガス欠でしょ?」と言ってたのだけど、ガス欠じゃなかった…。結局、人力で押して帰り、元のレンタルバイク屋で取り替えて貰う。
これが取り替え後のバイクの勇姿。何かあったときのために登録番号を撮っただけなので、バイク全貌の写真がありません。バイクに乗った写真撮っとけばよかった。てか、前のバイクほんとオンボロだったよ…。最初からこのレベルの新しいバイクを貸してよねー。新しめのバイクが出払ってた訳じゃなかったのに。
ロヴォイビーチ(Bãi Lò Vôi)
バイクを取り替え後、まず向かったのがロヴォイビーチ。オレンジの丸印が、概ね泊まったホテルがある辺り。ホテルから2㎞くらいの距離。
バイクの故障でタイムロスしたけど、午前中は引潮で美しい砂浜が見えていました。天気は最高。
海流の関係か、小さな貝殻や珊瑚がたくさん打ち上げられていた。
昼休み
ところで、コンダオ諸島は元々植民地時代から、思想犯や反政府活動家を投獄していた監獄の島で、その元監獄が見学できる。近くに監獄があったので、見に行ったのだけど…
昼休み。
そういえばもう昼食には遅い時間。比較的評判のよいカフェでハンバーガーを食べ、遅めの昼食を食べる。
割と、いけます。
カフェから次のビーチへ!と思ったのだけど、お墓に着いてしまう。地図で見ると、このお墓の脇を抜けられる筈なのだけど、道が見当たらないので、元に戻る。
ちなみに、このお墓も、投獄され拷問されたり処刑されたりしたベトナムの英雄達が葬られているお墓なのでございます(観光名所の一つ)。
ダムチャウビーチ(Bãi Đầm Trầu)
空港へ向かうアップダウンの激しい道を通り、まず、向かったのがダムチャウビーチである。ちなみに、バイクには乗っているものの、初心者ゆえ怖くてスピードが出せず、歩いているときは「遅いなー」と思っている地元のバイクにも抜かれる始末。日本の教習所で、余りにもバイクをのろのろ走らせていたので、「tamarindさん、tamarindさん、それじゃ歩いた方が早いですから」と言われたのを思い出し、おかしくてたまらなくなる。
それはさておき、
ダムチャウビーチに到着。コンソン島の主要な海岸のなかで、唯一、ここだけには海の家的なお店があります。ここは、コンソン島の他のビーチとは異なり、東南アジアでよくある茶色っぽい砂浜のビーチ。
はためくベトナム国旗が誇らしげ。
ベトナム軍兵士が、店内を通過してビーチの奥の方に進んで行ったので、何かと思ったら、飛行機の離発着があった。残念ながら、このときは、「発」の方だったため、プロペラ機の「ブーン」音は聞こえたものの、姿は見えなかった。着陸時には、丁度このビーチから飛行機が見える筈。
ニャットビーチ(Bãi Nhát)
島の北東部からホテル(オレンジ丸印)に戻り、少し休んでから南西部の方に向かう。
海沿いの道を進んでいく。途中でダートになるも、そんなに悪い道ではなかった(比較的平たい砂利道)。
途中で、西洋人のおじさん達が、水着一丁でバイクに乗っているのに行き会ったけど、なるほど合理的だなーと思った。だってビーチをバイクで回って、行く先々のビーチでちょっと泳ぎ、次に行くんだよね。さっきも書いたとおり、殆どのビーチには着替えの設備がないから。
まあ私は水着一丁でバイクに乗る勇気はありませんが。
程なく到達したのが→
ニャットビーチ。全然知らなかったのだけど、ここは夕日の美しいビーチとして有名らしい。たまたま、夕暮れ時に到着。
写真からはよく分からないけど、白い砂浜である。
もう大分暗くなってきたので、バイクに乗って帰る途中、バイクのライトに驚いて、周囲のジャングルから鳥だかコウモリだかが飛び出して道を横切っていく。
コンソン島は海洋性気候なので、ホーチミン市やブンタウよりも気温が低く、ホーチミン市が最高気温32度のところ、30度くらいの気温だった。だから、バイクで走っても風があり爽やか。バイク、自分でコントロールして好きな場所に行ける、というのは病みつきになりそうな感覚である。爽やかな空気に美しい景色、自分の本来の身体を離れて自由になれる感じとでも言おうか…。とても楽しかった。
バイクの故障によるタイムロスがなければ、もっと色々回れたと思う。行けばよかったなーと思うのが、蓮の咲き乱れる湖と、景色のよいお寺。
あと、トレッキングツアーで山の中の自然を見る、という回り方もあるようだ。ベトナムの離島は軍が厳しく管理しているので、自力では回らない方が良いらしい。ガイドを付けるべし、と、これも「ロンリープラネット」に書いてあった。
この日の翌日、街に一番近いアンハイビーチと監獄跡地(タイガーケージ跡地)に行ったので、その様子はまた次の記事で。