総論の続きの各論、空港編に続いて、今度は、長距離鉄道とMRT編です。
長距離鉄道の駅での注意点(麗江駅と大理駅)
鉄道の乗り方ですが、事前にCtripで予約することもできますし、当日空きがあれば駅の窓口でチケットを購入することもできます。ただし、慣れない旅行者は事前予約が無難ですよね。私もCtripで事前予約しました。
チケットの引き取りには駅の窓口でID(身分証明)が必要です。チケットは記名式です(予約した席の乗客名が記載される)。
【総論編】で述べたとおり、チケットの購入・引き取りについても、空港のチェックインと同じで、中国の方はIDカードを使って券売機でチケットの購入・引き取りができるようですが、香港・マカオ・台湾人を除く外国人はできません。
駅に入るときにもセキュリティ・チェックが行われていますし、開札口ではチケットとIDの確認があります。
今回、私は麗江から大理まで在来線の特急で、大理で一旦降り、高速鉄道に乗り換えて昆明まで帰ってきました。
麗江駅でのチケットの引き取りには問題がなかったのですが、大理駅でその先のチケットを引き取ろうとしたときに問題が発生しました。
駅の窓口が見当たらないのです。
大理駅も大きな駅で、出口と入口がかなり離れた別の場所にあります。出口から出て左側に向かって駅舎を回ると、自動券売機の並んだコーナーや荷物一時預け入れ所があり,そこを過ぎてもう少し歩くと駅の入口なのですが、その一角に駅の窓口が見当たらない。
空港の自動チェックイン機でやってみたときと同じように、ダメ元で自動券売機でチケットの引き取りができないかやってみたのですが、やはりできません。
駅職員も見当たらないので、えっちらおっちら出口に戻り(結構距離があります)、出口担当の駅の職員に訊ねると、やっぱり「左側だ」といいます。うーん、どうしたもんかと自動券売機コーナーに戻ってみたら、駅の職員さんがいました。そこで彼女に確認したところ、「一旦セキュリティ・チェックを通って中に入ったところにある」と(!)。
こうやって書いてきて思い出しましたが、確かに、麗江駅でもセキュリティ・チェックを済ませ、駅の中に入ってから、チケット引き取り窓口に並びましたね。大理駅では、高速鉄道への乗り継ぎまでの間、少し時間を取って大理観光をするつもりだったので、外の自動券売機コーナーを見た瞬間に「中に入る」っていう発想が無くなってました。うーん、思い込みって怖い。
そういえば大理駅の外側は「改装中」って雰囲気だったので、また様子が変わるかも知れませんね。なんせ、2018年12月には昆明から麗江まで高速鉄道が開通して、昆明から麗江まで鉄道で3時間で行けるようになる予定、だそうです。
後で調べたら、手数料を払えば麗江駅で高速鉄道のチケットも引き取れたらしくて、私もそうすべきであったと思いました。スケジュールに余裕のない旅行者は、残念ながらお金で時間を買うしかない場合もあります。
まあ次来ることがあったら、昆明から麗江あるいはもっと遠くまで高速鉄道が開通しているでしょうから、在来線の特急から高速鉄道の乗り換えなんてしない可能性が高いですけどね。
MRTにて
空港と長距離鉄道に比べると、昆明市内のMRTに乗るのはずっと簡単ですが、セキュリティ・チェックはあります。一応、荷物はX線検査機に掛けますし、身体のチェックもありますが、空港なんかに比べるとずっと簡単で、金属探知機を軽くかざすくらいです。
ただし、駅の自動券売機でチケットを買うために人が結構並んで混んでいることがあります。混み合う券売機に並んだことがありますが、次が私の番!となったとき、何だか機械の様子がおかしい。前の人が券売機でチケットを買おうとしているのですが、お札が機械に入らないようなのです。私の番が来たのでやってみましたが、やっぱりお札が入りません。券売機は合計8台くらい設置されていましたので、別の券売機に並び直しです。
見ていると、私が並んだのとは別、一番右端にある券売機も具合が悪くなったようで、そこは駅の職員が来て不具合を確認していました。不具合の発生した券売機に並んでいた人々は、なんとなく左隣の券売機の列に合流していきます。つまり、横はいりです。でも、特にトラブルなどは発生しておらず、和やかな雰囲気です。
まあこんなこともありますので、やはり時間には余裕をもって。
でもMRT、安くて便利で快適です。宿泊したホテルの最寄り駅から、空港駅までわずか6元でした。100円しない。香港なんて空港に行くのに100HKD以上(1500円以上)するんだぞー。泊まったホテルから空港バスの乗り場も近かったので、どうしようかなと思ったのですが、バスが25元なので、断然、MRTの方が安いです。荷物を持っていても、エスカレーターやエレベーターも整っているし。
以上、麗江-昆明間の長距離鉄道と昆明のMRTについて、注意点を書いてみました。
参考までに
次の写真は、混み合う大理駅付近です。指が入っとりますが、距離感がわかりやすいのでこのまま載せます。団体が押し寄せ、荷物の一時預け入れか引き取りなのか、混み合ってました。この写真は大理駅の入口付近、出口はこの行列の人混みの先に行き、右折した先です。場所の大きさがお判り頂けますでしょうか。
ではでは!