チャウドック近郊のチャム族の村を10円で回ってきた①(2019年12月~2020年1月 カンボジア・ベトナム その6)

カンボジアからベトナムの国境の街チャウドックで丸一日空いていたにもかかわらず、観光らしい観光はしていなかった今回(チャウドックの街(2019年12月~2020年1月 カンボジア・ベトナム その5))。

ただ、ホーチミン市への移動日の午前中、自力でチャム族の村を交通費

10円

で散歩したのはちょっと珍しい経験だと思います。散歩の道すがら、目にした村の様子を書いてみます。

 

ルートは以下のとおり。

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チャウドックの中心街の東の方に渡し船がありますので、それで対岸に渡り、さらに次の港で渡し船を使って対岸に渡って、最後は橋を通ってチャウドックの街に帰ってくるコースです。

 

チャウドックの目抜き通り、川沿いの道路を通って東に向かうと、道路の東側にある渡し船の港はすぐに分かります。渡し船に向かって右側にチケット売り場があります。チケット売り場の窓口の上に看板があり、バイク+1人で5000ドン、バイク+2人で6000ドンと、絵とその横に値段が書いてあったように思います。写真撮り忘れた。

じゃ人間だけの場合は?あっ”Đi bộ(徒歩) 1000đ”とありますので1人1000ドン(約5円)ですね。

おっと、ここで謎のおじさん登場。何事かベトナム語でわあわあ言われますが、意味が分かりません…。ベトナム語…。ノープロブレムのおっちゃんとセ・ロイのおっちゃんのおかげでベトナム人の男性はみんな客引きに見えてしまうのですが、どうも違ったらしい。多分「渡し船に乗るの?チケット買わないと駄目だよ」とかなんとか、だと思う。ベトナムの人、世話好きの人が多いので、訳の分かってなさそうな外国人がいるとサッと助けようとする人が多いです。

チケットを購入して改札してもらい、船に乗ります。こっち側は目抜き通りだからか、かなり大きな船です。大型車両も、一般のバイクもどんどん乗ってきます。

車両が満員近く乗り込んだ後、出航です。

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上は、渡し船(フェリー)から、さっきまで私がいた船着き場方向を撮った写真。ここのフェリーは2台が交替で行きつ戻りつしているのですが、結構大きな船でしょ。

対岸に到着しました。

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こっちの対岸くらいまでは結構外国人も来るらしく、バイタクに「乗らへんかー」と声を掛けられるも、散歩するだけの予定なのでスルーします。

通りに出、左折して歩いて行くと、右側にモスクらしき建物が見えてきました。

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対岸から見えていた、一つ目のモスクです。

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かなり立派です。大概、こういうモスクは異教徒であっても中に入れて見学させてくれるようですが、時間にあまり余裕がないので割愛。外側を通り過ぎるだけにします。

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このあたりの建築物の雰囲気も普通のベトナム家庭とは違っています。イスラム風なのかな、様式が違います。玄関の庭先にマンゴーがたわわに実ってますね、熟したら実を木からもいで食べるんでしょうか、うらやましい。そういえば、こういう庭先のマンゴーの木、マレーシアのイスラム村でも見かけた気がする。

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上の写真は、ベトナムではよく見かける手押し車の八百屋さんです。もっとも、ハノイの中心街にはまだこういう八百屋さんを見かけますが、ホーチミン市の中心街だとあまり見かけません。

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道ばたで売られているグアバ。最初、ナシかと思ったけど違いました。

(2020年3月2日注記;この記事を読んだベトナム在住の方からグアバではなく”quách”ではないかとのご指摘を受けました。果物を割って中を見ればはっきりするんですかね。ベトナム版Wikipediaより)。

八百屋さんは村の中をゆっくり移動していきます。とりあえず、八百屋さんの後を付いて歩きます。

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途中でバインミーの店がありました。こっち側の方が、チャウドックの中心街よりも、バインミーもコムタムも安くて美味しそう。残念ながら朝食をとったばかりだったので、もう食べられません。

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さっきの八百屋さんは次の逗留場所で止まって近所の人たちに営業を始めたので、八百屋さんを追い越して進んでいきます。

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また別の八百屋さん。こういうの、いいなあ。

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ネム(だと思う)の店番をする小学生くらいの僕ちゃん。

(2020年3月2日注記;これも”quách”を教えてくださった方に教えて頂きましたが、ネムじゃなくてlạp xưởng (臘腸)だそうです。言われてみれば確かに中国風の腸詰めです。)

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こんな感じで田舎の村を進んでいくと、

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隣村との境の表示が見えてきました。この門をくぐってすぐのところが、次の船着き場の筈です。

 

チャウドックの街は旅行者がカンボジアへの窓口としてやってくる街であり、街の人たちも外国人慣れしているのですが、その分客引きも盛んですので、次々に声を掛けられてあまりのんびりできない感じです。ところが対岸に渡っただけでこのローカルな雰囲気。しかも、チャム族の方が暮らすちょっとエキゾチックな村です。

個人的にはベトナムはこういう普通の人の暮らしを見るのがいちばん面白いなと思うので、思い切って対岸まで渡ってみてよかったと思いました。

この記事を書くために改めてGoogleを調べていると、ベトナム人には評判のおいしくて安い牛焼肉の店なんかもあったようです。こっちまで食べに来れば良かったなー。渡し船のフェリーは何時までやってるんでしょうか。レンタルバイクを借りてフェリーでこっちまで来れば、色々回れそう。

(後編チャウドック近郊のチャム族の村を10円で回ってきた②(2019年12月~2020年1月 カンボジア・ベトナム その7)に続きます)。

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