島に行く・その8(4日目続き コンソンタウンの様子)~2018年4月・5月ベトナム

コンダオ諸島到着

コンダオ空港に着く。風邪で鼻をかみすぎたのと、気圧の変化で耳が変。

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どう見ても歩いた方がいい距離感なのだけど、やっぱり空港建物までバスで運ばれた。一応、ターンテーブルがある。

アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが泊まったので有名な、シックスセンシズ・コンダオは、このターンテーブル向かって左後ろ辺りに、カウンターを出して顧客に対応している。さすがに一流ホテル。

あ、私は勿論シックスセンシズ・コンダオなんかには泊まりませんよ。そりゃプライベート・ビーチ付きで素晴らしいだろうけど、あんなホテルに3泊もしたら、普通のホテルに泊まる料金との差額で、もう一度ベトナムに来るフライト・チケットが余裕で買えます。確か1泊6万円以上…。

空港にはタクシーもあったが、大きな規模のホテルには大体送迎サービスがある模様。

ホテルにチェックイン。海は南東に開けているので、夕方の海岸は日が陰っている。

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コンソンタウンを散歩する

コンソン島はとても小さな島で、ホテルから島の中心部もそんなに離れていないので、街の様子を見がてら出かける。この頃には、喉から始まった風邪が鼻風邪に移行していて、鼻水ズルズルだったのだけど、ホテルの部屋に備え付けのティッシュがなかった。だからティッシュを箱買いしないといけない。水も買いたいし。

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閑散としている。

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ベトナム政府はこの島を観光地として売り出したいように見えるけど、まだまだ普請中。次の写真、右側の建物は鉄筋を入れているが、左側はレンガとコンクリート中心の建築のようである。多分、右は大規模な海鮮レストランのような商業施設、左はホテルだろうけど、何故このような違いがあるのかは、専門外なのでよく解らない。

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歩き進めると、ようやく街らしくなってきたけど、やはり人は少ない。5月は東南アジアはオフシーズンなので、12月~1月のクリスマスシーズンに行ったら、欧米の観光客で混むのかも知れない。

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市場にやってきた。

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市場を通り過ぎようとすると、見慣れぬ風体の者は外国人観光客だと判るのか、小さな女の子が「ハロー」と声を掛けてきた。

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通りがかりのバイクに乗った親子連れ、後席の女の子が、私の目の前で手に持ったお札を派手にバラ撒いてしまったので、拾って運転席のお父さんに渡す。

観光地ではあるものの、全体的に、離島らしいのんびりした雰囲気である。

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早めにイカの炭火焼きなど食べて、ホテルに戻る。

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ちなみに、市場の近くに、比較的大きめの食料品店兼雑貨店のような店があったので、そこでティッシュとミネラルウォーターを買うことができた。コンビニは見当たらなかった。

この日は疲れ切って、午後8時前には就寝。気が付いたら寝ていた…。

島に行く・その7(4日目 ホーチミン市からコンダオ諸島へ)~2018年4月・5月ベトナム

ホーチミン市を発つ

今回、ホーチミン市で最初の3日間泊まったホテルは朝食付きだった。朝食のレストランは、入り口の受付で部屋番号を聞かれる方式である。

受付のお姉さんが、こちらの答えた部屋番号を聞いて、すごく一生懸命ノートを見ながら英語で部屋番号を復唱しているので、思わずベトナム語で数字を言ったら、ウケて笑ってくれた。昨日のブンタウからの帰りの高速船の中、子供達が数字を数える遊びをしていたのでつい。外国人がベトナム語使うとそんなに面白いんですかね。このレストランには、少し年配の男性フロアマネージャーがいて、下手な英語で部屋番号を告げていると「にっ・さん・しー!」みたいな感じで少しおどけて日本語を使ってくれるので、おあいこ、である(何が?)。多分、フロアマネージャーさんの日本語は、かつて、このホテルに山ほど日本人が来ていた名残であると思われる。

折角なので中庭で食事した。この素敵な中庭にも今日でお別れである。

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タンソンニャット空港の国内便のターミナルに向かいまする。

昨日、ブンタウまで行ったんやし、そっからフェリーに乗ればええやん、て感じですが、ブンタウに行くことにして高速船のチケットを予約したのは、旅行直前の4月24日のことで、この時には既に航空便を予約していたし。

ちなみに、ブンタウからコンダオ諸島へのフェリーは、合計12時間もの船旅である。行きは午後5時出港で翌朝の午前5時に到着するらしい。しかも英語のWebサイトでは「外国人にはお勧めしない」などと書いてある。多分、日本でも離島へ行くフェリーなどでよくある、大きな船室に雑魚寝方式の客席なのだろう(私も昭和な映画などのワンシーンで見たことがあるだけで、乗った経験はない)。これに対し、プロペラ機だけど45分。お金で体力と時間を買うようなものかな。

タンソンニャット空港

チェックイン後、靴を脱いでのセキュリティ・チェックも、もう慣れたものである。

搭乗口の番号をチェックした後、搭乗口近くの飲食店で昼食を食べる。

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これは何かフエ料理のお店だったと思う。ハート型にキュウリとエビが飾ってあった。写真撮る前に手前のエビをうっかり食べてしまった。ベトナムはハートのモチーフの物が多いように思う。ベトナムには愛が溢れておりまする。てか、お皿の飾りの向きはこうじゃない。しかし、お店の人はこの状態で置いていったものである。

温かいコーヒー頼んだら、ベトナム式で甘かった。ご飯には合わなかった…。

昼ごはんを食べ終わって搭乗ゲートに行くと、えっ?表示された行き先が違う。そうだ、そういえばタンソンニャット空港の国内便はしょっちゅう搭乗ゲートが変更になるのだった。確認すると、変更後の搭乗ゲートは、最初のゲートとは建物の反対側。折角搭乗口の傍で食事した筈だったのに、延々また歩かないとあかんやんか。

プロペラ機なので、勿論、ボーディング・ブリッジは使えない。乗客は、機体のすぐ傍までバスで運ばれて、タラップで乗り込む形式である。

バスに乗り込む。しばらくすると…

あ れ だ !

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やっぱりちっこいよね。

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タラップで乗り込みます。

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内部は、2座席が2列である。

もちろん、機内モニターみたいな気の利いた設備はないので、客室乗務員が安全機器の使い方を実演して説明する。

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全然関係ない話なのだけど、働くベトナム女性のこの髪型、結構気に入って、旅の後半は真似していた。涼しいし、かわいい。こういう風にきっちり纏めるのは難しいですが。

プロペラ機は巨大なハチのような音を立て、ブンブンいいながら飛び立つ。ジェット機とまた違う感覚。プロペラ機はラスベガスからグランドキャニオンまで一度乗ったことがあるけど、こんな感じではなかったと記憶する。もっと小さい機体で座席も1列×2、飛行中も、もっと音量がうるさくて、全員大きなヘッドホンを付けるように指示されたような覚えがある。機種によって大きな違いがあるのかも。

機内も殆どバスのようなノリである。通路を挟んで隣席のおじさんが、席を前に移して欲しいと言い張っていた(本来、1列目は乗務員用の席であるようだった)。客室乗務員のお姉さんに注意されても聞き入れず。その内、お姉さんは後ろに移動してしまった。別のおじさんも前の席に移動して、自分の思うような姿勢で寛いで過ごしている。

メコンデルタの東端を南下する。

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機体が古くて窓がばっちい。窓外の景色があまり綺麗に撮れない。

写真が多くなってしまったので、コンダオ諸島(コンソン島)に到着後は、次の記事で。

 

島に行く・その6(3日目 ブンタウ日帰り)~2018年4月・5月ベトナム

なんとなく朝食の写真。このホテルは外国人仕様のためか、ミーサオよりクリームパスタの方が美味しい気がした。

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こちらはデザート。焼き菓子も上品な味で美味しい。濃いめの温かいベトナムコーヒーがたっぷり飲めて嬉しい。

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ブンタウ行きの高速船を予約してあるので、乗りますよ。

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ベトナムも4月30日の祝日なので、満席である。

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乗客には、日本人を含む外国人もいるのだが、殆どがベトナム人の小さな子供連れの家族や、若い人のグループのようだった。船内は、楽しそうな子供達の話し声が響いていた。

窓際の席ではなかったので、あまり景色は見えなかったが、デッキから見るとこんな感じ。もうブンタウに到着する直前である。

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ブンタウに到着。

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GreenlinesDPの船着き場には海鮮レストランがあったので、参考までに値段が書かれた看板の写真を撮っておいた。

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やっぱりそれなりの値段はしますね。

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ブンタウのGleenlinesDPの船着き場からタクシーに乗った。

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…までは良かったが、メモで見せた店とは全く別の場所に連れて行かれた。やむを得ず、その店で注文しようとしたら、値段が付いたメニューが全然注文できないので、そのまま憤然と店を出る。

後で気がついたが、このタクシー、最初のメーターも他のタクシーより高めに設定していた。詐欺タクシーめー。もっと写真をちゃんと撮っておけばよかった。

やっぱりベトナムでタクシーを使うときは、行き先をGoogle Mapに入れて、遠回りをしていないかチェックしないと駄目だなー。風邪で体調が悪いときにそこまで対処できないよ。面倒だな…。

しかもこれ、ベトナムでは比較的信頼できるとされているVinasun タクシーなんですよ。油断も隙もない。

ちなみに、連れて行かれた店の評価を見ると、Googleでも最悪で、「タクシーの運転手の勧めるこの店は、雰囲気も悪く、美味しくないし、値段も高すぎる。タクシーの運転手は店からお金をもらっている」と、文句を書かれまくっていた(書いているのはベトナム人である)。妥協して悪徳飲食店で注文せずに出てきて良かった。ニャチャンで店の人に暴力を振るわれた中国人みたいになるところだった。悪徳飲食店にとっては「メニューに値段が書いていないときは、ぼったくりにならない」という理屈だそうだから。

やむを得ず、別のタクシーを捕まえて目的地に向かう。

人気店らしくてめっちゃ混んでいたが、無事注文できた。小学生くらいの子も含め家族総出で経営している店で(さすがに小学生はあまり働いてなかったけど(笑))、良心的で海鮮も美味しくてよかった。

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店頭で、タライを生け簀代わりにしている。写真撮ってたら、お客さんが、私を突っついて(多分)「ここから選んで食べるんだよ。旨いよ」とかなんとか言いながら店に入っていった。

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足がないので、帰りもタクシーである。

ブンタウはオイルビジネスで潤っていて、物価も高いらしいけど、確かにタンカーみたいな船を多く見かける。海底油田でもあるのかしらん。

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GleenlinesDPの船着き場に戻り、降りようとした瞬間、船着き場を縄張りにするVinasunタクシーの運ちゃん達から文句を言われたタクシー(非Vinasunタクシー)の兄ちゃんが慌てて車を動かしたので、足を轢かれた。スニーカーの先っちょのゴムを踏まれただけで、痛かったりとかケガしたりとかはしてません。

帰りの便の時間までまだ1時間あったが、色々あったため、心が折れて観光どころじゃなかったので、近くのカフェで休憩する。

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帰りの便は、30分ほど遅れてやってきた。

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帰りは窓際だったので、景色が見える。

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船内では、行きも帰りも、カナダかどっかのドッキリ番組をずっと上演していて、結構乗客には受けていた。

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このオチは、下には人が入っていて、立ち上がって歩き出すというもの。

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こういうことですね。オチというかなんというか…。

この国は、まだまだこれからの国なので、こんな大規模な橋が普請中なのである。

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沈みゆく夕日を眺め、

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マングローブの林とその向こうの鴇色の空の写真を撮り、

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そうこうしている内にサイゴンが近づいてきた。

船内の照明が映り込んでしまっているが、なかなか新鮮なアングルで、おおっ~という感じである。

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川から見た、マジェスティック・ホテル。

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着いた~。船旅終了。

この日も近場の観光客向け的な家庭料理の店で夕ご飯を食べたが、西洋人の好むムーディーな雰囲気!だが味は普通!ワインリスト充実しているのに何故にダラットワインないの!(別にベトナムでスペインワインとか飲みたくない…)的なお店でした。

部屋に帰ったら、南部解放記念日の花火の轟音が聞こえてきたが、部屋からは全然見えん。かろうじて煙が見えた(笑)。

ということで、この日は終了。

次からようやく「島に行く」の本題に入れる~。そしてもうブンタウはいいや(笑)。