昆明と石林景区~2018年8月マカオ・香港・雲南省旅行 その11

今回の旅行の日程

8月8日(水) 羽田発-香港国際空港経由でマカオへ マカオ泊

8月9日(木) マカオ泊

8月10日(金) マカオからフェリーで香港へ 香港泊

8月11日(土) 香港から中国・雲南省昆明へ 昆明泊

8月12日(日) 昆明から空路で麗江へ 麗江泊

8月13日(月) 麗江泊

8月14日(火) 麗江から大理経由で昆明へ 昆明泊

8月15日(水) 昆明泊

8月16日(木) 昆明泊←今ここ!

8月17日(金) 昆明から香港へ 香港泊

8月18日(土) 香港国際空港から空路で羽田帰着

 

丸2日あった昆明滞在の内、2日目は石林景区に行くことにした。石林景区は、石林イ族自治県にある。

行き方は、MRTで東部バスターミナル駅(东部汽车客运站)まで行き、そこからバスに乗る。

DSC_0561.JPG

バスの座席が決まっているのかと思って周囲の乗客に聞いたら、全然決まっていないようだった。

石林までは約1時間半だが、日頃の夜更かし(雲南省は日が暮れるのが遅くて、8月は8時頃までは明るかったので、つい夜更かししがちである)がたたり、道中爆睡する。

石林景区の入場料は175元だが、電動カートの送迎が25元、合計200元である。高っ!中国は、公共交通の運賃は安いが、観光地の入場料は高い。入場チケットを買うのにパスポートが必要である。少数民族の衣装を着けたガイドさんを依頼している団体もいたが、あれって中国語対応しかないのではないかな…。英語のガイドさんもいるのだろうか。頼む気が全くなかったので不明。

入場ゲートを入ると、中は随分立派な庭園である。石林も、中国の観光地のご多分に漏れず巨大だが、その巨大な敷地の全体が美しい庭園として整備されている。入場料が高いのが飲み込めた。

DSC_0566.JPG

石林景区は、いわゆるカルスト地帯で、石灰岩が隆起してできた土地が、長い年月の間に削れて大量の奇岩が独特の風景を形成している。石灰岩があるということは、その昔、ここは海の底だったということですね。

DSC_0569.JPG

多分ガイド本などに乗っている「石林」と書いた巨岩があるスポットだが、まあ人の多いこと。

DSC_0571.JPG

団体さんについて、この「石林」と書いてある岩の奥を登っていったのだけど、この先の巨岩の上に展望台があり、下からも展望台の上に沢山の人がたかっているのが見えた(写真なし)。

岩と岩の間に挟まる巨岩。

DSC_0572.JPG

こういう感じで団体さんの後を付いて歩く。時々、触ると御利益のあるスポットがあり、皆が触っていく。人が触るスポットは、石灰岩なのでツルツルになっていた。

DSC_0574.JPG

途中、割と急な階段を登る。

DSC_0575.JPG

展望台の上から見た景色。流石に見晴らしがいいが、写真には写っていない私の前後左右、沢山の観光客が自撮りをしたり、写真を撮って貰ったりしていて大変混んでいるのである。

DSC_0578.JPG

下に降りますと、広場で少数民族の踊りが披露されている。雲南省はどこまでも少数民族が集まって調和して暮らす省なのである。ここ石林はイ族(彝族)の土地なので、「石林イ族自治県」。

DSC_0581.JPG

観光客の中にも、思わず音楽に合わせて一緒に踊り出す人もいる。

歌と音楽の説明がある。「遠方から来たる客人どうぞご滞在下さい」といった意味だろうか。

DSC_0584 (2).jpg

石林景区は、どこまで行っても石と少数民族の庭園なのだった。

DSC_0593.JPG

昆明に戻り、ランブータンを買って食べる。

DSC_0603.JPG

夜の食事は前日と同じく、翠湖公園の近くのタイ族(傣族)料理の店にしてみた。翠湖公園の傍は大学もあり、昆明のお洒落なスポットであるらしい。

これは芭蕉葉に挟んで蒸した豆腐だが、やっぱり香草と何かの柑橘類の味付けで、中国というよりタイやベトナム風な感覚のする不思議な味付けだった。どの料理も大変美味しかった。

DSC_0608.JPG

タイ族(傣族)料理ということで、虫料理のメニューもあったが、挑戦する勇気は出ず。周囲の中国人の団体さんは、珍しい料理に写真を撮りまくり。インスタ映えするってやつですか?中国にインスタと同じようなサービスがあるのかどうか知らないけど。

バス停の傍に本屋が。

IMG_20180816_205842.jpg

外国の本屋が好きなので入ってみたかったが、バスがすぐ来てしまったので見ることができなかった。残念。

この日は以上!

 

 

 

 

昆明と雲南民族村~2018年8月マカオ・香港・雲南省旅行 その10

今回の旅行の日程

8月8日(水) 羽田発-香港国際空港経由でマカオへ マカオ泊

8月9日(木) マカオ泊

8月10日(金) マカオからフェリーで香港へ 香港泊

8月11日(土) 香港から中国・雲南省昆明へ 昆明泊

8月12日(日) 昆明から空路で麗江へ 麗江泊

8月13日(月) 麗江泊

8月14日(火) 麗江から大理経由で昆明へ 昆明泊

8月15日(水) 昆明泊←今ここ!

8月16日(木) 昆明泊

8月17日(金) 昆明から香港へ 香港泊

8月18日(土) 香港国際空港から空路で羽田帰着

この日は雲南民族村に行くことにした。昆明駅前から24路か44路のバスで、1時間ほどで着く。バスの運賃は2元だった。昆明市内のバスには1元のものと2元のものがあり、2元はエアコンや電気で次の停留所を表示する路線図が付いている新型バス、1元は古い様式のバス、ということらしい。

雲南省は実りの秋で、道すがら、屋台や果物屋で様々な種類の果物を売っていた。

IMG_20180815_100610.jpg

中国に人参果なるものがあるのは知っていたが、生で見たのは初めてである。

IMG_20180815_100549.jpg

ちょっと怖い。検索したら中国人の人参果の評は「美味しくない」とのことだった。季節物の観賞用果物なのだろうか。

この果物屋さんは人が沢山集まっていて評判が良さそうだったので、翌日、私もこの店でランブータンを買った。

さて、雲南民族村(云南民族村)は、雲南省に住んでいる25の少数民族の暮らしぶりを、各民族ごとに家やお寺などの村の形式にして展示している施設である。入場料は90元(2018年8月現在)。

各少数民族のパフォーマンス(民族舞踊など)も行われており、上演時間も予め公表されているようだ(ウェブ上に公式のものが見当たらなかったが、村に入ると時間が掲示されていた)。

中国の観光設備はどこも巨大だが、雲南民族村も例外ではない。百度百科で検索してみたら、全体の面積が1264.96亩、そのうち水域の面積が463.96亩とあるので、全体の面積が約84万3307平方メートル、水域の面積が約30万9307平方メートルということになるから想像を絶する大きさである。

行ってみると思った以上に大きく、じっくり回ったら半日や1日では足りないくらい。回るだけで大変で、とてもではないがパフォーマンスの上演時間に合わせて回る余裕はなかった。

写真映えのする建物や場所も沢山があったのだが、この日はバッテリーの予備を忘れてきたという失態を犯してしまったので、十分写真が撮れたとは言えない。それでも撮った写真はかなりの枚数があるのだけど、25の少数民族村を全部紹介しているときりがないので、印象深かったものに絞って紹介する。

民族村の入り口は、古い中国の街を模した土産物屋や飲食店になっている。

DSC_0498.JPG

上の写真真ん中は「乳扇」という食べ物で、買ってみたが、残念ながら余り口に合わなかった。チーズをパリパリに焼いたような匂いと食感なのだけど、チーズと違うのは全く塩味がしないことで、塩味がないと乳臭いだけだと思ってしまった…。

さて、中に入ると、こうやって村ごとにその村の少数民族の説明が掲示されている。これは入り口入ってすぐのところにある阿昌族(アチャン族)の村の説明ですね。

DSC_0501.JPG

中に入ると、阿昌族の小さな祠と、

DSC_0502

あと広場。

DSC_0504.JPG

こんな感じで、各少数民族村が紹介されていく。民族村全体の水域の面積が広いのは、敷地内は多くの池が配置された庭園になっていて、その間に各4少数民族村が配置されているからである。

DSC_0510.JPG

これはチベット族のチベット仏教のお寺。中に入ると、順路があって、左側時計回りに参拝するよう僧侶に注意された。なんだか敬虔な気持ちになって中の写真は撮らなかったが、かなり本格的なお寺だった。雲南民族村を「テーマパーク」と評している旅行記もあったが、なかなかどうして、気合いが入った再現度合いなのである。

DSC_0513.JPG

これは傣族(タイ族)村。人気があって人が沢山いる。

DSC_0518 (2).JPG

何が人気があるかというと、この貸衣装である。一通り民族村を見て回ったが、ここの貸衣装が一番人気があった。確かに一番ゴージャスだったので、派手な物の好きな中国人に人気があるのはよく分かる。

DSC_0519 (2).JPG

これはおそらく佤族(ワ族)村。ちょうど民族舞踊の披露中で、ものすごく沢山の人が集まっていたので、上手く写真が撮れなかった。女性が音楽に合わせて激しく頭と長い髪を振って踊っていたのだけど、髪の美しさを誇るための踊りらしい。ちなみに佤族は比較的最近まで首狩りの風習があったのだとか。

DSC_0526.JPG

これは満族の院(お寺?)。

DSC_0533.JPG

途中でヘリポートがあったので見に行ってみたら、ヘリコプターで西山辺りまで一帯を空から観光できるんだそう。さすがに中国はスケールが違う。料金は不明です。

DSC_0537

次は前日に乗り換えた大理に住んでいる白族(ペー族)の村。見慣れた感じになってきました。

DSC_0539 (2).JPG

おお、昨日見られなかった大理の三塔のレプリカが。

DSC_0544.JPG

麗江を拠点とする納西族(ナシ族)村もあり、麗江古城の街が再現されていましたが、さすがにこれは「3日間本物見たもんねー」って気分に。

DSC_0547.JPG

写真で見てのとおり、薄曇りで決して天気は良くなかったが、紫外線がきつく、顔や首の後ろあたりがヒリヒリして日焼けした感じがする。

この日は、雲南民族村から戻る途中で外資系スーパーをチェックし、途中でマンゴスチンを買ってホテルに戻る。ホテルの廊下がドリアン臭い。誰や、ドリアン部屋に持ち込んだの…。

夕食は、前日超絶不味い食事を食べてしまって心が折れたので、ロンリープラネットで慎重に探し、バスに乗ってわざわざ翠湖公園の近くの文林街まで行って、そこの中華料理屋で食事した。ロンリープラネット、こないだベトナム行ったときもそうだったけど、私の場合、心が折れたり体調が悪くて面倒だったりするときにレストランを探すガイドブック化していると思う。

昆明おなじみの登山家ビール(最近発売された新商品らしい)。

DSC_0554.jpg

昆明名物のジャガイモを細くスライスしたものを揚げた料理。

DSC_0560.JPG

中国は、大体料理のポーションが大きくて、余ったら皆備え付けのビニール袋に料理を詰めて持って帰っていたので、このポテトフライも持ち帰り。このお店はごくまともで、美味しかった上に、前日の超絶不味い店より安かったです。

出かけるのが遅くなったので、8時過ぎの入店だったが、8時半ラストオーダーで、9時過ぎには店は終わっていた(もっとも、日本みたいに9時過ぎだから出て行けとは言われなかった)。

帰りのバスはもう終バスか、その一つ前のバスだった。昆明の夜は早く、バスは午後10時台、早い路線だと9時台に終バスになってしまう。

この日は以上。

麗江から大理経由で昆明へ~2018年8月マカオ・香港・雲南省旅行 その9

今回の旅行の日程

8月8日(水) 羽田発-香港国際空港経由でマカオへ マカオ泊

8月9日(木) マカオ泊

8月10日(金) マカオからフェリーで香港へ 香港泊

8月11日(土) 香港から中国・雲南省昆明へ 昆明泊

8月12日(日) 昆明から空路で麗江へ 麗江泊

8月13日(月) 麗江泊

8月14日(火) 麗江から大理経由で昆明へ 昆明泊←今ここ!

8月15日(水) 昆明泊

8月16日(木) 昆明泊

8月17日(金) 昆明から香港へ 香港泊

8月18日(土) 香港国際空港から空路で羽田帰着

 

この日は午前9時03分麗江駅発の在来線特急のチケットを予約していたので、宿に午前7時半の車を予約してもらっていた。ベトナムなんかでもそうだが、こういう宿が手配する車は、今やタクシーじゃなくGrabみたいな配車アプリサービスで呼んでいる。中国にも「滴滴」ほか幾つかのサービスがあるようだが、外人は使えない。

兄2には前の日、「麗江駅までは30分もあれば行けます。」って言われたのだが、中国に入ってからエラーが多すぎるし、駅で手荷物検査があるのも知っていたし、予約したチケットを駅で発券しないといけなかったしで用心して早めの時間で予約してもらった。

麗江古城には自動車が入れないので、兄4(この宿のスタッフ構成についてはこちらの記事で説明した)が待ち合わせ場所まで送ってくれる。

IMG_20180814_072201.jpg

このナシ族の街とも今日でお別れだ。

麗江駅に着いた。

DSC_0462 (2)

で、でかい。

中国を回っていると本当に施設の巨大さに圧倒される。てか、日本が島国で、せせこましいだけか。

車は50元だったが、100元札を出すと、運転手のお兄さんがお釣りがないという。そっか、QRコード決済が主流だもんね…。

「あの店で買ってお金を崩すといいよ。」と言われたのがこちらの屋台。

DSC_0461_1.JPG

油で焼いたパンで玉子や野菜を巻いた軽食「手抓餅」、1つ6元。これでお金を崩すことができた。

予約していたチケットが無事発券できたので、売店を冷やかして飲み物を買って駅に入る。さっきも言ったとおり、手荷物のX線検査と簡単なボディ・チェックがある。金属探知機を軽く身体にかざす程度。

さっきの手抓餅と

IMG_20180814_082527-977607177-1538127340447.jpg

茉莉花茶。甘いお茶だけど甘さが控えめなので、飲みやすい。

IMG_20180814_082616

ボケボケだが、麗江駅の待合の雰囲気が分かる写真がこれくらいしかなかったので。「待合」ゆーても、これも超巨大なんですが。時間が来ないと乗客はプラットフォームに入れて貰えないのである。

待合で食事をしていると、近くのおじさんが手をブラブラ振りながら奇妙な動作を始めた。どうも、このおじさんの朝の日課の体操らしい。あまりジロジロ見るのも悪いのでよく見てなかったが、頭のマッサージ体操から始まるようである。まー日本から来たので、うっかりこういうのを見てしまうと、ちょっと吃驚するが、別に誰に迷惑を掛けている訳じゃないし、おじさんが奇妙な動きをしても、誰も全く気にしていない。

そのうち、何かアナウンスが始まると、人がゾロゾロ入口に向かい始める。乗客がプラットフォームに入れる時間になったのだ。ゾロゾロの人の数も日本とは桁が違う。この在来線特急、18両編成なのである。

私はちょっと良い座席の「軟座」を予約したが、行ってみると「軟座」は寝台特急の二段組みベッドの下のベッドが座席になっているのだった。だから個室で向かい合わせ。

個室に行くと、先客のおじさんが1人いる。…が出て行った。混まない内に、キャリーケースは二段組みベッドの上に載せてしまう。

さて個室の相席のお客も揃って、列車が出発したのだけど、その後も様子がおかしい。何だか個室のお客が入れ替わるのだ。向かい側に子供3人。日本の「ずいずいずっころばし」みたいな手遊びをして楽しそうにしている。微笑ましく見ていたが、暫くすると出ていってしまう。入れ替わりに若い女子2名。自由席もあるし、個室の外に立っている人もいるし、どういうシステムになってるんだろう。最後まで解らなかった。

IMG_20180814_091726-2.jpg

女子2名は暫くおしゃべりしていたが、その内、タブレットで中国の歴史浪漫ドラマを見始めた。2人で見るので、勿論イヤホンはしてなくて、タブレットから音が出ている。さすがに音量は控えめにはしていたが。

こちらは、個室から通路側に向かって眺めた車窓の風景。写真には写ってないけど、通路に補助席のようなものがあり、そこにも人が座っていた。

IMG_20180814_091322 (2).jpg

雨模様で煙っていて、あまり外の景色は見えなかったのだが、周囲の人の振る舞いが面白すぎて、次、またなんかあるんじゃないかと思ってしまい、寝る気にもならない。まあ所詮2時間の列車の旅である。

予定どおり、午前11時頃に大理駅に着いた。

DSC_0465.JPG

午後4時52分発の昆明行きの高速鉄道を予約してあったので、大理で観光をしようと考えていた。

ところが、混み合う駅の手荷物預かり所に荷物を預けた後、高速鉄道のチケットを発券する場所がさっぱり分からなくてウロウロしてしまい、時間を取られてしまった(何がどう分からなかったのはこっちの記事に書いた→中国の国内を移動するときの注意点 超初心者編3【各論・長距離鉄道とMRT編】)。あ、ちなみに手荷物預かり所では全く英語通じません。係員から容赦なく中国語で何事かわあわあ言われたのだけど、全く分からなかったので、紙に書いて貰って筆談で済ませた。

もう、とうに正午を回っていたので、とりあえず駅前の店で食事をする。

IMG_20180814_125152.jpg

10元のチャーハンでどうかなーと思ったたけど、割といけます。お米が美味しい。ちょっとハムがしょっぱかったけど、ちゃんとした中華ハム。そういえば雲南省は中国の三大中華ハムの産地なのだった。

店を出たら、雨が急にザーッと降ってきた。時間を無駄にしたので、あまり余裕がない。有名な大理の三塔まで、バスで1時間以上かかってしまうので、タクシーを捕まえて行くことにしようとしたのだが、タクシーの兄ちゃん、「大理の三塔に行っても見るだけの時間しかないし、余り面白くないです。時間がないんだったら白族の王様の家に行きませんか?ショーも見ることが出来ます。」とスマホの翻訳で提案。商魂たくましい。

まー確かに、三塔みたいな絵ハガキになっているような名所は、大概、高額の入場料を支払い、「あーはいはいこれがあの○○ね。」っていうだけの場所が多い。時間もないし、兄ちゃんの提案に乗ることにした。

連れて行かれたのは「大理張家花園(大理张家花园)」。

DSC_0477.JPG

要は、白族風建築の建物群と庭園なのだが、庭は前日に行った茶馬古道博物館の方が良かったし、うーん、もしかしてハズレ?池からスモーク出てるし……。なんで中国の観光地って過剰にピカピカにしてライトアップやスモーク焚くんだろう…。

それでもショーはお客さんで盛況でした。

DSC_0488.JPG

踊りの後は書道のショーがあった。中国だなー。

DSC_0492.jpg

……もう帰る。

タクシー兄ちゃんは「まだ少し時間があるので、お茶を飲める場所に案内したい。」って言ってたけど、麗江の宿で飲んだお茶のクオリティを上回ることは期待できないし、兄ちゃんのマージン商売にも付き合い切れないので、大理駅に戻ってもらった。

高速鉄道の時間まで、少し余裕があった。改札を済ませ、駅の中に入ったらカフェがあったので、カフェラテを買って飲んだけど………まずい。てか、これ、ただの、インスタントの粉を溶いた甘いやつやんかー。やっぱり中国は、どこまで行ってもカフェ文化じゃなくてお茶文化なのだった。雲南コーヒーがあるからって期待した私がバカでした。

さて、雲南省の高速鉄道は「和諧号」という。「和諧」つまり「和解」なのである。いかにも多民族が調和して暮らしている雲南省らしい命名である。カッコイイ。

IMG_20180814_163532.jpg

大理から昆明までは高速鉄道で2時間弱の旅である。

ここまで書いてきて思いだしたが、雲南省の鉄道駅はどこもまだ、エレベーターやエスカレーターがなくてバリアフリーからはほど遠い。多分、本当に身体が不自由な人がいたら人力で助けるのだろう。すっと人民がしてきたように。

昆明駅に着いたら明るいけど、もう午後7時である。予約したホテルは駅の近くなので徒歩で向かう。駅近くは旅行客でごった返し、旅行客目当ての屋台でジャガイモの焼き芋や果物を売っている。

ホテルにチェックイン後、疲れたので手近な食堂に入る…がこれが大失敗。不味すぎる。何が不味いって、出された料理の味が全然しないのである。うちの中華風調味料で味付けして私が料理した方がよほどマシ。なんとか食べられたのはお米とトマトと玉子のスープだけだった。

IMG_20180814_212137.jpg

この店で出てきたビールのボトルである。ラベルが逆に貼られている…こんなことってある!?このラベルの向きが、この店で私がされた仕打ちの全てを物語っておる。