台湾に行ってきた その4~2018年7月台湾旅行(高雄・台北)

台湾に行ってきた。

日程は

7月13日(金) 羽田から台北経由で高雄へ 高雄泊

7月14日(土) 高雄泊

7月15日(日) 高雄泊

7月16日(月・祝) 高雄から台北へ 台北泊←今ここ!

7月17日(火) 台北から羽田へ 帰着

 

移動日である。

ホテル近くのカフェがあるのを見かけて、一度行ってみたかったので、朝食をここで取った。看板には午前9時からと書いてあったので行ってみたら、午前9時30分からとのこと。歩き回るのも面倒なので、時間を待って訪問。

チキンサンドにコーヒーである。味は至ってまとも、ボリュームも充分。でもそれなりの値段である(台湾価格からすると、はっきり言って高い)。窓際の電源がある席は「予約だ」って言われて座れなかった。誰もいなかったのにー。

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ホテルをチェックアウト後、高鐵左營駅まで移動。

高鐵の駅は、これまで台北駅の他、台南駅と嘉義駅を利用したことがあるけど、地下にホームがある台北駅以外は、駅舎がみんな同じようなイメージで統一されている。鉄骨の枠組みに明かり取りの大きなガラス張りをあしらった天井。

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昼時だったので、高鐵弁当100元(香滷肉排盒餐)を購入。以前、鶏肉バージョン(香烤雞腿排盒餐)を食べたことがあるが、今回は豚肉にしてみた。付け合わせのカボチャが弁当箱を揺すったために飛び散ってしまっている。季節の野菜やらキクラゲやら、台湾の名物の高菜の漬物やら入っていて豪華である。

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さて、台北に到着。

台北は本当に都会で、外国人の行くような場所は大抵英語は通じるし(下手すると日本語も)、街も洗練されていて、日本よりお洒落じゃないかと感じることも多い。

台北の一泊だけの宿泊は、サービスアパートメントを予約した。サービスアパートメントの受付・案内のお姉さんも、英語ペラペラである。都心のサービスアパートメントなので、部屋は狭かったし、ちょっとタバコ臭かった(禁煙を予約していたので、おそらく空調の関係だと思われる)。ただ、洗濯機付だったので、洗濯が出来たのは嬉しかった。洗濯機はちょっとカビ臭かったが、一度洗い流すと臭いはしなくなったので問題なし。2泊くらいだったらいいけど、4泊目ともなると汚れた洗濯物を持ち歩いて移動したくない気持ちである。

洗濯が出来たのは嬉しかったものの、干すのは風の吹きすさぶベランダなので、洗濯物が風で飛ばないか心配しつつ、外出。この日は風が強かった。

目指すはMRTよりバスの方が便利な場所なので、バスに乗る。バスの乗り場には、あとどの位の時間でバスが到着するのか、表示があった。台南でもこれに類する掲示板があったが、結構いい加減だったのに対し、台北の中心部では表示通り。

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目指す場所の停留所が見えてきた。ここの停留所は、路面電車方式で道路の真ん中にある。路肩は路上駐車してあることが多いので、道路幅員がある場所はこの方が合理的だよなー。

その昔、台北の道路があまり整理されていなかった頃、台北では大量のバイクがモウモウと煙を立てながら爆走し、タクシーの運転は乱暴を極めていたため、観光に訪れた日本人が、余りに怖すぎて「今すぐここで降ろしてー」って叫んだ逸話があるとかないとか、聞いたことがある。今の台北にはその面影は全くない。

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目的地は有名なお茶の問屋さんである。ここもめっちゃ日本人が来訪する場所である。すみません。

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幾つも床に直接並べられている大きな缶の中には、こんな風にお茶を種別に入れてある。注文するとここから取り出して量り売りしてくれる、という訳である。

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日めくりの定位置と中庭も健在。

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お茶を蒸す作業もあるので、真夏はお店の人も上半身裸で対応。

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お茶というものは、凝り始めると、きりがない。お茶道楽に走ると破産する。と、さる高名な中華料理の達人曰く。この店はお茶の種類も揃っているし、元々問屋なので、決して品物の値段は高くはない筈だけど、何も考えずにあれこれ満足出来る質の物を買っていると、すぐ万単位でお金が飛んでいくと思う。

買い物後、一旦、サービスアパートメントに戻って荷物を置き、休憩後、夕食のために外に出ると、丁度通勤通学の渋滞時で、バイクがこんな風に数列に数珠つなぎに並んでいた。でもまあ、ホーチミン市を経験するとどうってことない気がしてしまう。

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肝心の食事、まあ、台北だし折角だから、と有名店に行ってみたのだけど、うーん。値段と味は必ずしも比例しませんねー。これは、特にアジアではそう。美味しいには美味しいのですが、感動がないというか何というか。店員さんのサービスや、食事する場所の立地や広さ、店舗の清潔さにお金が掛かってるってことだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台湾に行ってきた その3~2018年7月台湾旅行(高雄・台湾ごはんと蓮池潭)

台湾に行ってきた。

日程は

7月13日(金) 羽田から台北経由で高雄へ 高雄泊

7月14日(土) 高雄泊

7月15日(日) 高雄泊←今ここ!

7月16日(月・祝) 高雄から台北へ 台北泊

7月17日(火) 台北から羽田へ 帰着

 

台湾では朝ごはんは外食(持ち帰りも含む)する人が多く、朝ごはんを食べるところには事欠かない。

この日の朝食です。

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か き

ではなくて、小籠包7個50元にトウモロコシスープ25元、写っていないけど冷たい豆乳(豆漿)15元。小籠包も少し甘めの味付け、でもレベル高い。どうですか、一つ一つ手作り。台湾では、日本とは違ってまだまだこういう「小商い」の飲食店が多い。なお、この手のお店の「税金払ってない」感も凄いですが(店に迷惑がかかるゆえ、そう思った理由については詳細省略)。あと、トウモロコシスープのトウモロコシが、新鮮なトウモロコシを使っているのだと思われる味わいで、これも凄く感心しました。農業大国はええのー。

次。この日の昼食。これはMRT左營駅を出てすぐ、新光三越のフードコートで食べた牛肉麺です。麺は細麺か太麺かを選びます。これは細麺。フードコートなのでちょっと高くて、179元。独特のスパイスが効いていましたが、これも美味しいです。牛肉がたくさん入っていて割と量があります。満足。

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なぜ左營に行ったかというと、この日は少々出遅れたので、蓮池潭に行くことにしたため、MRTで最寄りの左營駅まで来た、という訳です。

ただ、検索すると、MRT左營駅から蓮池潭まで徒歩30分ということだったのですが、真夏の真っ昼間の高雄で徒歩30分はきつい。

徒歩以外に、公共交通機関を使った蓮池潭への行き方を検索すると、

●MRTの左營駅へ行き2番出口を出て、台鐵新左營駅から左營駅へ、台鐵左營駅から徒歩(蓮池潭の有名な龍虎塔まで徒歩10分)

●MRTの生態園區駅で降り、2番出口から出てすぐ(後ろ方向に歩く)のバス停から紅51か紅35のバスに乗る(龍虎塔まで徒歩1分)

の2つの行き方があるようでした。

前述したとおり、MRTの左營駅まで来てしまっていたこともあり、一度台鐵にも乗ってみたかったので、台鐵左營駅の改札の中まで入ったのですが、新左營駅に止まる普通列車が全然ない!曜日のためなのか時間帯のせいなのか、理由は不明???

この辺、検索しても日本語の情報が全然ありません。日本人はツアーか、タクシーで観光地回りをしているのだと思われます。

仕方がないので、台鐵の駅をまた出て、MRTで生態園區駅に戻りました。バス停はすぐに見つかり、バスもすぐ来ました。観光地行きのためか、本数も多いです。あ、もちろん、ここまで、MRTも台鐵もバスも、悠遊カードが使えます。

道中、蓮池潭まで、若いベトナム人のグループと一緒に乗り合わせました(どこの人かなんて殆ど気にしてなかったんだけど、南部のベトナム人、相づち打つとき”đúng rồi”っていうので、すぐ分かる)。高雄-ホーチミン市って、ベトジェットが就航してましたよね。確か。

お約束の蓮池潭・龍虎塔までやってきました。龍の口から入り、虎の口から出ると御利益があるそうです。私も行ってみました。

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入場料はありませんが、中に任意の寄付を求めるボックスがあります。

龍の塔も虎の塔も、最上階まで上ることができます。私は高いところが苦手なので、龍の塔の途中で登るのを止めましたが、

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それでも、このとおり、いい眺めです。ヨットや、水上スキー(ワイヤー付き)といったアクティビティがあるようでした。

龍虎塔は「張りぼて」っていう意見もあるのですが、それほど悪くないと思います。何度も行くべきところか、って言われると違うと思いますが…。えーっとえーっと、話の種に。

反対側は、この道教のお寺です。屋台が出ていて、「マンゴージュースあるよー」(日本語)と声を掛けられます。

 

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龍虎塔やこのお寺の奥、すぐ上の写真、向かって右手の湖のほとり沿いに、まだ、色々、派手に彩色された道教の神様たちの像やらお寺やらがあるのですが、暑かったので早々に退散。

さて、晩ご飯。台湾牛の焼肉が食べたかったのですが、焼肉は大概アメリカのアンガス牛かオーストラリア牛(高級な店では和牛も)で、ぴんと来ません。

高雄は牛のしゃぶしゃぶが名物料理らしくて、何軒も見かけたので、近所のよさげな店に行ってきました。

これこれ!この赤身の牛肉。日本ではこういう牛肉は、まず見かけませんよね。

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野菜入り(トマトも入っていた)の、コラーゲンたっぷりっぽい、とろっとしたスープが沸騰したところにしゃぶしゃぶさせて食べるのですが、これが旨い!夢中で食べてしまい、鍋最中の写真が殆ど残っていませんが、終わりの方でふと我に返り撮ったのがこの写真です。今見てもおいしそー!

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このお店は台南発祥の有名店でした。台南には大規模な食肉処理場があり、この店は牛肉を一頭買いしているんだそう。美味しい筈だ…。

以上です!

 

 

台湾に行ってきた その2~2018年7月台湾旅行(高雄・旗津島)

台湾に行ってきた。

日程は

7月13日(金) 羽田から台北経由で高雄へ 高雄泊

7月14日(土) 高雄泊←今ここ!

7月15日(日) 高雄泊

7月16日(月・祝) 高雄から台北へ 台北泊

7月17日(火) 台北から羽田へ 帰着

 

台湾2日目は、「高雄観光といえばここ!」みたいな観光地、旗津島に行ってきました。以下、1日目の記事とは打って変わり、写真多用の観光観光した記事になります。

それでもよい方、私と一緒に、ここは一つ、旗津島巡りと行きやしょう~。

旗津島は、高雄市の南西に位置する島です。下の地図の黄色で○をした細長い島。元々は半島だったのを、港湾整備の際、島にしてしまったのだとか。

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高雄市内から旗津島には、MRTとフェリーを乗り継いで行きます。まず、最寄り駅から西子灣駅へ。

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少し高雄MRTを紹介。

高雄のMRTに限らないのですが、台湾のMRTは、上の写真矢印のように、入口が必ず地面から少し昇るように設計されています。これは、台風や水害の多い台湾で、大雨になった際、浸水しにくくするための工夫なんだそうです。日本なんかはしょっちゅう、大雨のときに地下街や地下鉄への浸水がニュースになっていますよね。日本だって台風や水害が多いのだから、これくらいの工夫はするべきではないかと思うんだけど。

ホームで待っていると、やってきたのは、偶々ちびまる子ちゃんを全車両にあしらった電車。台湾では日本のアニメは大変人気があるらしい。

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ちなみに、高雄のMRTには、こんな萌えキャラ系イメージキャラクターもありましたけど、別にいらん…。でも、ミニスカで身体の線は強調しているものの、日本よりはキャラが堂々としている気がする。

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西子灣駅から徒歩10分くらいでフェリー乗り場(鼓山輪渡站)。写真には撮らなかったけど、レトロなフェリーで、バイクでも乗れます。運賃は片道25元、ただし、ここでも悠遊カードが使えて、悠遊カードなら20元。(前回の記事でも何の注釈もなく悠遊カードの用語を書いたけど、そういえば悠遊カードについては以前、記事を書いていたのだった…。リンクしておきます→便利な悠遊カード)。

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フェリーに乗ると、旗津島には5分程度で到着。

乗り場前では電動バイクや電動自転車を貸してくれる店が沢山あり、私もここで借りました。ちなみに、私が借りた店ではパスポート等の身分証明書が必要だったので注意。私は、パスポートをホテルのセキュリティボックスに入れてきてしまったので、代わりに、日本の陸運局で入手した普通乗用車免許の翻訳証明書を店に預けました。

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決められたサイクリングコースを走って、街を抜けると、海岸に出ます。広々として眺めがよいが、この日は風が強かったので、泳ぐという感じは全くなし。

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海岸ではなく山の方に向かうと、「旗津星空隧道」。日本統治時代に軍事用に掘られたものらしい。

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隧道を抜けると、堤防に出る。かなり海が荒れています。

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こちらは、断崖絶壁。

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隧道を元に戻り、海岸沿いに散策を続けると、所々に、こういう謎オブジェが…。「う、うーん。ダサっ。わざわざ並んで写真を撮るようなものか?」(失礼)と、このときは思ってて、あまり真面目に写真を撮らなかったのだけど、後で見ると結構、様(さま)になっている。インスタ映えするって奴でしょうか?

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こんなのもありました。真珠貝だそうです…。

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偶々、このときは砂のアートの展示がありました。

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近寄ると結構大きい。細工も細かい。

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土産物を売っている市場もあるとのことで、入ってみたのですが、店がことごとく乾物屋…。早々に退散。

にもかかわらず市場の写真を撮ったのは、原付バイクの警察官が集団でいて、珍しいなと思ったので。

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犬も暑そう。

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船着き場の方に戻り、自転車を店に返却して、船着き場近辺の商店街を歩いてみました。本当に観光地って感じです(実際、そうなのだけど)。

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海鮮店がこうやって何軒も、海鮮を並べて客を呼び込んでいます。折角だし、昼時だったので私も入って食事をしてみましたが、まあこういうのは雰囲気のものですね。味とか値段とかは度外視。あ、勿論、美味しくないとか、ぼられるって意味じゃないです。ただ、もっと美味しいところは幾らでもあるんだけど、そんなことより、「海見に行って海鮮食べたー」っていうのが大事だということ。

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こういう物売りの方も。この暑いのに被り物…仕事とはいえ、かわいそう…。手が生手、足元がスニーカーであることに、なんともいえない悲哀を感じる。

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金魚。

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フェリーに乗って元の鼓山輪渡站に戻って来ました。

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暑かったので、マンゴーかき氷を食べてちょっと休憩し、宿に戻って、この日は終わり。

かき氷の写真を載せるのも芸がないので、バックヤードの写真をば。凄い勢いでマンゴーを捌いてらっさいます。うまそー!

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以上、「高雄観光といえばここ!」な旗津島めぐりでした!

おまけ。

この日の夜は、近所の夜市で水餃子を食べたのですが、帰りに見かけた看板がこれ。つい、「夜市に行ったら糖尿病になります」ってことかと思ってしまった…。夜市の料理は餃子とかチャーハンとか、炭水化物比率高いので。

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糖尿病は、アジアでポピュラーな病気ではあることだよなーと。