島に行く・その4(前泊から1日目)~2018年4月・5月ベトナム

前泊

出発が4月28日(土)午前6時台の飛行機だったので、前日に空港隣接のホテルに宿泊することにした。午前6時台の出発だと午前3時頃には家を出てタクシーで空港に向かわなくてはいけないが、その時間に簡単にタクシーが捕まるとも思えないし、このスケジュールだと殆ど眠れないからである。結局、今回の旅の宿泊費の中ではここが一番高額だった。

それでも、もっと便利な時間帯の飛行機を予約すると、GWのため、航空券代が跳ね上がる。結局、この方が安上がりなのであった。こんな繁忙期にしか休めないのつらい…。

家で軽く食事して空港着。GW初日前の金曜であるため、もう午後9時を過ぎているというのに、さすがにチェックインカウンターが混んでいる。

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ホテル着。廊下。えらく細長くてSFチックである。京都駅の近鉄ホテルに泊まったのを思い出した。

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荷物を置き、買い物がてら空港内を散歩。

夜の空港。

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ちょっと前、Twitterで「エアポートおじさん」が話題になっていたように、空港の写真ってニーズないと思うけど、やることないのよねー。

午後10時には就寝。午前3時に起床。5時間しか眠れなかったことになるが、やはり椅子で仮眠とかより全然楽。

家から持って来たパンを食べ空港で買ったコーヒーを飲み、ホテルをチェックアウトし、早々に荷物を預け入れ出国手続も済ませ、行儀悪いけど空港の椅子に寝そべって寛ぐなど。ちょっとやってみたかった(写真自粛)。

香港国際空港着

香港国際空港で乗り継ぎする。ここのところ、比較的頻繁に利用しているけど、本当に巨大である。なんせ空港内をモノレールで移動するのだ。しかもまだ増殖中である。

乗り継ぎの時間が5時間ほどあったので、昼ごはんを食べる。

エビワンタンセット。

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豆花。

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ケーキとお茶。これはローズミルクレープ。上に乗っている花びらは、本物のローズの花びらなのである。それにしても、食べ過ぎなのでわ。

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お洒落なケーキ屋さんの店頭。

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香港国際空港、お、お洒落すぎる。あと、めっちゃお金持ち仕様。飲食だけでも散財します。

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福茗堂の左隣のペニンシュラの販売店で、豆板醤かXO醤を買おうかと思ったけど、1瓶で6000円以上するので止めた…。以前、香港旅行したとき、お土産用の小瓶の詰め合わせで買ったのだけど、これありますと、なんてことのない野菜の炒め物がプロの味に変身するんですわ。

さらば香港。天気はよーない。

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西沙諸島が見える。サンゴ礁大好き。

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ホーチミン市着

夕方にタンソンニャット国際空港着。タンソンニャット空港、Wi-Fiのろいの何とかして下さい。Free Wi-Fi がスイスイの香港の後はとても気になる。

ターンテーブルで、見知らぬおじさんに思い切りベトナム語で何事か話しかけられるが解らない。

荷物を受け取った後、外に出たら、いつもどおり、SIMを買って、今回は両替は止めてATMでキャッシングして、ホテルにチェックインして、と余裕がないので写真なし。

晩ごはんも近場で済ませる。観光客向けのレストランでどうかなーと思ったけど、化学調味料フリーの店で、出て来たものは全部美味しかった。お店のお姉さん、勧めるのが上手い。

エビと野菜とカシューナッツ炒め。

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魚のカインチュア。トマト、オクラ、パイナップル、ハスイモの茎が入っていてタマリンドで味付けしたスープである。上に載っているのはリモノフィラという香草の一種らしい。あと、クミンなどのスパイスの強い香りがする。魚はとても脂の乗った魚だったけど、多分ナマズ(写真に写ってないけど底の方に沈んでます)。ベトナムは本当に野菜が美味しい。

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このお店、英語対応可で観光客ばかりかと思ったけど、結構ローカルのグループも来ていた。

以上、食べてばっかりで、機内食を入れると1日5食(おやつ除外)だった初日でした。

 

 

 

 

 

 

 

島に行く・その3(事前準備編②高速船予約)~2018年4月・5月ベトナム

島に行くのが5月1日になってしまったので、4月29日と4月30日のどちらかの日に、日帰りでどこかまで船に乗って景色を眺め、海鮮でも食べて帰ってきたいなと思った。

最初はカンゾーにしようかと思ったのだけど、ツアーは安くないし、マングローブを見てサルの公園に行ってワニ釣りをし…とあまり興味のないアトラクションが多いし行動が制限される。マングローブの見学はともかくとして、なぜ、ワニ釣りなのか…エビ釣りならちょっとやってみたいけど…。

かといって、自前でカンゾーに行くとなると、フェリーは対岸に渡るだけなので、船に乗って景色を眺めるって感じでもない。

ところで、カンゾー(Cần Giờ)ってなんで日本語のサイトに「カンザー」って書いているのがあるの…。カンヨーやカンゾーならあり得るけど、「カンザー」はないと思うよ。中村勘三郎かよ!

………話が脱線した。

ってことで、カンゾーはやめて、高速船を予約してブンタウに行くことにした。ブンタウは高速船でホーチミン市から90分とのことなので、船旅には丁度いいと思った。それに船着き場は、ドンコイ通りの突き当たりのサイゴン川のほとりで便利だし。

船着き場&高速船の会社GreenlinesDPのオフィス所在地。

Screenshot-2018-5-10 Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP - コピー.png

予約はホーチミン市に着いてからホテルに頼むのでいいや、と思ったのだけど、試しにGreenlinesDPのウェブサイトに行ってみたら、結構予約で一杯。4月29日は丁度いい時間はもう満席だし、4月30日も大分席が埋まっている。ベトナムは連休なのだった。

そこで、ウェブサイトから予約できそうだったので、挑戦することにした。

とりあえず、英語版もある。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込1

サイトトップの該当箇所に、行き先と時間(往復も同時に指定できる)を入力し(上の画像でオレンジで○をした箇所)、”Book”(青矢印)をクリックすると、座席の空き状況と、予約したいシートを指定できるようになっているので、必要枚数に応じてクリックする。

次の画像は2018年5月12日(土)10時発のホーチミン市からブンタウ行きの座席を2枚指定した例。枚数に上限があるのかは定かではない。

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拡大すると以下のようになる。指定した席は緑で表示される(以下の画像の黄色で○をした箇所)。

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往復を予約した場合は、帰りの便も同じように座席指定画面が出てくるので同じように指定し、”CONTINUE”をクリックすると、予約内容の確認画面と、個人情報の入力画面が出てくる。

まず、予約内容の確認画面はこちら。

Screenshot-2018-5-10 Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP(2).png

次に、個人情報の入力画面。「男女」の語など微妙にベトナム語が混じっているが、ひるまず入力する。

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おっと次は英語の訳文が付いていない。しかし、「以下、読んで同意します」的なことが書いてあるので、免責約款であろう。ちなみに、ダメ元で内容をグーグル翻訳に掛けたところ、個人情報の使用についての免責条項が書いてあるようだった。機械翻訳としては比較的まともだった気がする。

とにかくこれをクリアしないと進まないので、チェックして”CONTINUE”をクリック。

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次は、決済方法であるが、私はここでウェブでの支払に失敗した。なんでクレジットカード番号とセキュリティ番号以外にパスワード必要なの…。暫く色々やってみて、パスワードが何か判明した時点で入力したが、時既に遅し、タイムアウトで決済できなくなっていた。その後、クレジットカードの決済場面は二度と表示できなかった。

▶ちなみに、ホーチミン市からブンタウの運賃は、土日祝については、12才から62才までの大人片道250千ドン(約1250円)、6才から11才までの子供120千ドン(約600円)、62才を超えるシニア175千ドン(約875円)である。平日は、12才から62才までの大人片道200千ドン(約1000円)、6才から11才までの子供100千ドン(約500円)、62才を超えるシニア140千ドン(約700円)である(2018年5月現在)。◀

しかし、とりあえず予約は完了したようで、入力したメールアドレス宛、予約番号と予約内容が記載されたメールが送られて来た。

これもまあ、殆どベトナム語なのだけど、あまり支障はないと思われる。

メールには、予約をキャンセルされるリスクを避けるためには、GreenlinesDPのオフィスに電話するか、指定のベトコムバンクの口座にお金を入れるかしましょうと書いてあったが、どっちも難しいので諦め、ベトナム到着後にGreenlinesDPのオフィスに行って支払うことにした。

大丈夫かなーと思いながらベトナム到着後の4月29日にGreenlinesDPのオフィスに行ったが、窓口で予約確認のメールをプリントアウトしたものを示したら、クレジットカードで料金を支払って、チケットを受け取ることができた。特に問題なく、予約した席が確保されていた(ただ、ブンタウ行きの便の席、当初は窓際の席を予約した筈だったのだが、途中で船が大型のものに変更されたため、窓際の席ではなくなっていた…。通路側の席だったので、出入りが楽でよかったけど…)。

チケットは、QRコードの付いたレシートみたいなものだが、お金を払うと、登録したメールアドレスにもpdfの添付ファイルでそのチケットが送信されてくる。

チケット料金を支払うときも身分証明書等の提示を求められることはないし、乗船するときもQRコードをリーダーで読み取るだけで、それ以上のチェックはされないので、結構適当である。

推測であるが、支払に関係するような年齢等のごまかしがなければ、あとの個人情報の入力は結構適当でも大丈夫なのではないか(私も色々入力をいじっていたら間違って性別を「男」で入力してしまい、その後、ウェブ上では訂正できなかったが、全然支障はなかった)。

もっとも、この高速船、過去に火事や衝突事故を起こしているので、いい加減な情報を入力していると、万一の重大事故の時に、身元が不明になってしまうかもしれませんが…。

4月30日に乗船するとき、ベトナムの人の支払い方を見ていたら、ベトナムの人は、乗船の直前に早めにオフィスに行ってお金を払っているようであった。メールに記載されている注意事項には、出発時刻の15分前には船着き場に着くようにとあったので、それまでに支払えば、席はキャンセルされないのかな、と思った。

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あ、あと、ガイドブックにはホーチミン市からブンタウまで90分と書いてあるが、90分では行きません。2時間はかかります。よって帰りの16:00発の便は、出発自体、30分ほど遅れた。

しかし、行きも帰りも船が大きく揺れることもなく、マングローブや夜景も見られたのでよしとする。

以上、日本語のサイトではあんまり情報のない、ホーチミン市からブンタウ行きの高速船の予約方法でした(2018年4月~5月現在)。

 

島に行く・その2(事前準備編①バイク教習)~2018年4月・5月ベトナム

1 バイクにどうしても乗らねばならなくなる

コンダオ諸島のメインの島、コンソン島は流しのタクシーなんかいないので、移動手段はバイクを借りるしかない。

どれくらいいないかというと、行ってみてよくわかったが

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いない…。大体、島民自体が約7000人しかいないのだ。街全体は整備されているのに、車もバイクもあんまりいなくて、街自体が一つの大きな教習所みたいだと思ってしまった。

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うるさい押し売りもテケシーの呼び込みもいないのはありがたいが、ホテルからタクシーを使えば目的地に行くことはできるものの、帰ることができない。

そこでさすがに腰の重い私も、原付のペーパードライバー教習を探して、旅行に行く前に教習を受けることにした(普通乗用自動車免許は持ってる。これもペーパーだけど)。

2 教習所を探す

ところが、ないんですよこれが。

多分、東京近辺で、原付のペーパードライバー教習やっている教習所は2箇所しかない。

そのうち1箇所は、平日の決まった時間にしか教習をやっていないので、土日も受けられるのは残り1箇所のみ。

この教習所は、うちから優に1時間半はかかる場所にある。しかも、電話で確認すると、予約自体、教習所に来所しないとできないし、予約状況も確認できないという。

しょうがないので、その週末の土曜日、割と近所のベトナム料理の有名店で、お昼を食べ気分を盛り上げてから行くことにする。

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フォー、まずくはなかったけど、ちょっとしょっぱかった…。

で、教習所に到着。その週末はもう予約が取れなかったが、次の週なら日曜日に予約が取れるという。原付のペーパードライバー教習は、2時間コースと4時間コースがあった。2時間もやれば充分だろうと2時間コースを申し込んだ。

必要な持ち物は軍手などの手袋、ヘルメットの内カバー(紙でできている。申込み時にくれる)、申込みカード、あと免許証。服装は長袖長ズボン、靴はバイク用の紐が外に出ていない革製の長靴が理想だが、スニーカーでもOKとのこと。

2週がかりでなんとか原付ペーパードライバー教習を受けられることになった。

教習なんて何年ぶりだろうか。

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防具も付け…あ、腕の防具を無理矢理脚に付けちゃった……免許証ロッカーに入れてしまった………。ともう最初から汗だくで(晴れて暑い日だった)どうなることかと思ったが、なんとか乗れるようになった。お金はかかるが、人に教えてもらった方がコツは掴みやすい。ありがたい。

ぱっと見た感じ、大型の教習を受けに来ている方が多かったです。

短い休憩を取っただけで2時間連続で教習したので、最後の方ちょっと集中力が切れそうになったところでおしまい。

3 教習の内容

2時間の原付ペーパードライバー教習の内容は

●1時間目…原付の基本動作と、ある程度スピードを出す訓練、大きめのカーブを曲がる練習。

●2時間目…スムーズな発進と停止、小さいカーブを連続して曲がる練習、その他基本。

だった。

勿論、その人のレベルで内容は変わるんだろうと思う。

ベトナムのバイクは原付ではなくて、多分100cc位のものが多いように思うけど、原付の原理で充分乗れた。よかった…。