2017.11台湾・その1(2017年11月23日~2017年11月26日)

「またかの台湾」ですが、23日の祝日+1日+土日で台湾に行ってきました。本来だったら温泉でも行っているところですが、もう日本の宿泊施設に泊まりたくない。日本の温泉自体は、とてもいい所が色々あるのでしょうけど。

ということで飛び立つ。

台北松山空港は、着陸直前に多くの民家の上をすれすれに飛んでいくので、すごく怖い。

ひえええええ。
本当はもっと着陸直前に人家に接近するのだけど、これ以上写真はなし。この日は天気が悪くてすごく飛行機がぐらぐらして撮りにくいし、なにより怖い。
怖がりすぎという話もあるが、台北松山空港近辺では、去年2月には復興航空(トランスアジア航空)旅客機が基隆河に墜落したという事故もあったことから、安全面で住民から懸念が表明されていて、空港は桃園空港に全部移転すべきだとの意見が強い。冗談ではないのだ。

無事着陸。

この天気である。どんより。

到着すると麻薬探知犬が。チェリーちゃんというらしい。動きが速すぎて上手く撮れない。

入国審査を経て、到着口を出たすぐ右の兆豊國際商業銀行の窓口で両替。両替1回につき、30台湾元の手数料が発生するが、両替はレートも悪くない。前回、市中銀行で両替したら、1回あたり100台湾元の手数料が発生して、レートもあまり良くなかった。

次に、到着口斜め左前方の中華電信のSIMを買ってSIMフリースマホにセットすると準備は完了。SIMは3日間(1日目はフリー)、データ通信使い放題、ある程度の通話機能が付いて300台湾元。中華電信の係員(英語が出来る人と、日本語が出来る人がいた)がある程度セットしてくれる。私のスマホはダブルSIMなので、日本のSIMを入れたままセットが出来た。もちろん、日本のSIMの方のサービスは切っておく。

夕方の到着だったので、宿にチェックインし、MRTで出かけ、軽くショッピングモールのようなところで食事。

夜の街。

世界のヒラサワ的な何か(顔似てない)。

台北のショッピングモールは、かすかに五香粉の匂いが漂っていて表記が中国語なこと以外は、本当に日本と雰囲気が変わらない。年末も近づいてきたので、抽選会みたいなのをやっているのも同じ。日本と違うのは若い人が多くて活気がある。台湾だって少子化で大変だ、と言われているのに!

それにしても、台湾に行くと、男性に威圧的な雰囲気が全然なく、気さくで親切な感じでほっとする。対し、羽田では食事を取った店では、臨席の50代くらいの日本人男性グループ、こちらの席まで荷物がはみ出しているのによけてくれようとしないし、飛行機に乗ったら乗ったで、日本人中年男性が奥さんらしき人を怒鳴りつけているし、本当に気分が悪かった。本当に全然違う。

(次は、旅行のことというか、台湾の外食のことでも書いてみようと思う)。

ミュージカル「レ・ミゼラブル」考

1.

最近、本棚を漁っていたところ、2003年7月版「月刊ミュージカル」が出て来た。表紙は、2003年7月から9月まで公演が予定されていた、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役にキャスティングされた4人のバルジャン役者が、手を前に差し伸べてがっしりと手を取り合って、互いの健闘を祈り合っている姿である。

バルジャン役者は、伝統的に大男がキャスティングされることになっているため、皆、背が高く舞台映えしてかっこいい。そして若い。当時、年寄り年長者扱いされていた山口祐一郎さんですら、当時46歳である。

私の実質的なミュージカル観劇人生も、ここからスタートした。感無量である。

2.

「レ・ミゼラブル」といえば、初演は1987年で今年で初演から30年、何百公演も観たことがあるファンが大量にいるお化け演目である。「どうして同じ演目を何回も観るのか」、私も言われたことがある。そしてそう考えるのも当然だと思う。しかし、また、何度も観たくなるという事実にも納得する。「好きなアーティストのライブで上演される楽曲は、CDの中に入っていて何度も聞いたことがあるから、ライブには行かない」という人はいないと思う。生の芸術というものはそういうものだ。だからなんでミュージカルや芝居だけそういうことを言われなきゃならんのだ、とちょっと私は不満である。

しかし、あえてこれを考察してみることにしよう。

なぜ、何度も観たくなるのか。それには色々な理由がある。

まず、原作の良さをミュージカルが引き継いでいることが挙げられる。どの主要キャストも、おいしい場面や名曲を持っているいい役ばかりである。個人的には、女性のキャストの描き方が典型的過ぎ、あまり魅力的ではないなと思うけれども、これはミュージカルのせいではなくて、むしろ原作者ヴィクトル・ユーゴーのせい、もっといえばユーゴーのいた時代がそういう時代であったから、だろうと思う。

「レ・ミゼラブル」の登場人物は、ユーゴーが自分の中の色々な面をそれぞれの人物に当てはめて創造したといわれている。

そして、そういう多面性、二面性はミュージカルの中でも意識されていて、例えば、脱獄囚であるバルジャンを執拗に追いかけるジャベールとは、裏と表の関係にある。バルジャンがミリエル神父に救われて改心する場面で歌う「バルジャンの独白」と同じメロディーラインを、ジャベールは「自殺」で歌うことになる。方や、愛によって救われて改心し、方や、愛で一旦は救われたものの、自分の中にある厳格な法との矛盾に耐えられず死んでしまう。

この二面性をひとつの楽曲の中で表現する、という巧みさに唸らされれると共に、二人の登場人物の辿ったその後に思いを寄せると、なんだかぞっとしてしまう。

3.

次に、「レ・ミゼラブル」は、たった3時間(休憩が30分入るから実質2時間半)の中に、あの大作のエッセンスを詰め込んであるが、それがメロディに載ることで、仮に、初見時はめまぐるしいと思っても、リピート時にはだんだんそれが気持ち良くなってくる、という現象が起こる。

大体、このミュージカルをリピートしようと思った時点で、もう原作には当たっている頃だろうが、プロローグの音楽が鳴ると同時に、ミュージカルには入りきらなかったエピソードが勝手に脳内補完し始め、幾らでも物語の世界に感情移入ができてしまう。

リピートすると、ミュージカルの細かい演出設定にも目が届き始め、その意味にだんだん気が付くようになってくる。こうなると殆どマニアである。

日本版で特有な事情として、東宝は、人気役者を一つの役にダブル、トリプル、しまいには最初に述べたように4人(クワトロ)で割り当てるようになっていた。その場合は、やはりそれぞれのキャスト毎の特徴や、他の役者との相性までが気になってくる。一度観たら、次に別の人とはどうだったかな…などと考え始めると、また観て確認したくなってくるのである。組み合わせは、ほぼ無限に近い。とてもじゃないけど、幾らお金を掛けたとしても、満足できるまで観るなんてできるもんじゃない。こうやって、どんどん東宝の罠にはまってリピーターと化してくるのである。

初演は、バルジャンとジャベールを、鹿賀丈史さんと滝田栄さんが交互に演じていたらしいが、これは私だって観てみたいと思う。

あとは、もちろん楽曲がどれも素晴らしいのと、あのレンブラントの絵のようだと言われた、ほの暗い舞台の照明を生かした演出とセット、特に、舞台上手と下手から登場し、様々な形が合体することで、パリの貧民街や学生達の立てこもったバリケードを表現する、旧演出のセットは素晴らしかった。

4.

2003年以降、一時期「レ・ミゼラブル」のリピーター化し、各公演の感想までメモしていた私だが、旧演出が新演出に変わって、あのバリケードのセットがなくなり、代わりにCGを多用したペラペラの演出に変更になったのに失望してしまい、新演出以降の「レ・ミゼラブル」は一度しか観ていない。2013年以降、2003年のキャストが一掃されてしまったことも大きい。感想のメモは、当時使っていたパソコンがクラッシュしたときにデータが飛んでしまった。

映画版はそこそこの物には仕上がってはいると思うけれども、あの舞台版を最初に観たときの感動とはほど遠い。この頃は、何事につけても、もう新しいコンテンツが作れず、これまであるものを薄めて高く売りつけるというビジネスモデルにちょっとうんざりしている。

だけども、あの頃の「レ・ミゼラブル」が私の心の中で星(Stars)の如く燦然と輝いていることには変わりがない。

“Stars”というのは、ジャベールが「レ・ミゼラブル」の中で歌う、ソロの名曲のタイトルでもあります。

 

ブログを作ってみた

どうやってこのブログを作ったか、Web制作は全く素人なので、その限りで書いてみます。

もっと詳しいブログ制作の情報は、Webに一杯ありますので、興味のある方はそちらでお調べ下さいな~。

 

1 ブログ作成にあたって決めていたこと

ブログを作るに際しては、既存のブログサービスは使わず、Wordpressとレンタルサーバーを使うことだけは決めていた。特に、日本のブログサービスは、予告なしに、理由も不透明なまま、個人のブログをいきなり削除したのを見たことがあるので、昨今のこの情勢では使いたくない。ましてや魑魅魍魎の闊歩するはてなブログ界隈なんか近寄りたくもない。

 

2 ブログ作成に必要だったこと

WordPressの本を買って参照したり、Web上で調べたりしたけど、結局、Wordpressでブログ作成に必要なことはたったこれだけだった。

 ①Wordpreseをインストールする。

 ②レンタルサーバーを借り、独自ドメインを取得する。

 ③テーマ(ブログの体裁)を選ぶ。

 ④記事を書く。

 ⑤公開する。

…たったこれだけ。

超簡単。あんなグズグズしていたのはなんだったのか。記事は既に書いていたし。

仕事用のブログにしようとか、アフィリエイトで儲けようとかそういうことを考えると色々やらなければならないことがあるのだろうけど、そうでなければ本当にこれだけである。

読んだ本の中に、XAMPP(自分のパソコンの中にサーバー環境を作るシステム)を使うとよい、と書いてあって、実際に使ってもみたけど、下書き機能もあるし非公開にもできるので、別にいらなかった…

あとは、セキュリティ機能であるとか、統計機能であるとか、それと、Wordpressは入力が特殊で、例えば、本文のポイントを大きくする機能がついていなかったりするので、そういう追加の機能は、プラグインという仕組みで追加することになる。

 

3 レンタルサーバーとドメイン取得

レンタルサーバーはBluehostを使った。ドメインもここで取得。付ける機能によって料金は違うが、私の場合は1年間で77.28ドル(クレジットカード会社の情報では日本円で8,933円となっている)。

レンタルサーバーの会社も色々あるが、ここでも日本の会社は避けて、Bluehostにした。

IT関係は、英語の情報が圧倒的に多く、日本語は有用な情報が少ないし、これも昨今の情勢を考えて日本の会社は避けた。

 

4 結論

という訳で、色々逡巡したり面倒がったりしていた割には、拍子抜けで、もっと早く作っていればよかったーというのが率直な感想。

いやー何事も経験だよなー、何でも思い立ったらすぐ手を出さないとなー。事前に考えてた以上に、なんだってやってみると簡単。やらないことを選ぶ理由は、何もなかった。

「去年と同じことをやっていていても仕方がない」。ほんと