島に行く・その3(事前準備編②高速船予約)~2018年4月・5月ベトナム

島に行くのが5月1日になってしまったので、4月29日と4月30日のどちらかの日に、日帰りでどこかまで船に乗って景色を眺め、海鮮でも食べて帰ってきたいなと思った。

最初はカンゾーにしようかと思ったのだけど、ツアーは安くないし、マングローブを見てサルの公園に行ってワニ釣りをし…とあまり興味のないアトラクションが多いし行動が制限される。マングローブの見学はともかくとして、なぜ、ワニ釣りなのか…エビ釣りならちょっとやってみたいけど…。

かといって、自前でカンゾーに行くとなると、フェリーは対岸に渡るだけなので、船に乗って景色を眺めるって感じでもない。

ところで、カンゾー(Cần Giờ)ってなんで日本語のサイトに「カンザー」って書いているのがあるの…。カンヨーやカンゾーならあり得るけど、「カンザー」はないと思うよ。中村勘三郎かよ!

………話が脱線した。

ってことで、カンゾーはやめて、高速船を予約してブンタウに行くことにした。ブンタウは高速船でホーチミン市から90分とのことなので、船旅には丁度いいと思った。それに船着き場は、ドンコイ通りの突き当たりのサイゴン川のほとりで便利だし。

船着き場&高速船の会社GreenlinesDPのオフィス所在地。

Screenshot-2018-5-10 Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP - コピー.png

予約はホーチミン市に着いてからホテルに頼むのでいいや、と思ったのだけど、試しにGreenlinesDPのウェブサイトに行ってみたら、結構予約で一杯。4月29日は丁度いい時間はもう満席だし、4月30日も大分席が埋まっている。ベトナムは連休なのだった。

そこで、ウェブサイトから予約できそうだったので、挑戦することにした。

とりあえず、英語版もある。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込1

サイトトップの該当箇所に、行き先と時間(往復も同時に指定できる)を入力し(上の画像でオレンジで○をした箇所)、”Book”(青矢印)をクリックすると、座席の空き状況と、予約したいシートを指定できるようになっているので、必要枚数に応じてクリックする。

次の画像は2018年5月12日(土)10時発のホーチミン市からブンタウ行きの座席を2枚指定した例。枚数に上限があるのかは定かではない。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込2

拡大すると以下のようになる。指定した席は緑で表示される(以下の画像の黄色で○をした箇所)。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込2-2.png

往復を予約した場合は、帰りの便も同じように座席指定画面が出てくるので同じように指定し、”CONTINUE”をクリックすると、予約内容の確認画面と、個人情報の入力画面が出てくる。

まず、予約内容の確認画面はこちら。

Screenshot-2018-5-10 Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP(2).png

次に、個人情報の入力画面。「男女」の語など微妙にベトナム語が混じっているが、ひるまず入力する。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込4.png

おっと次は英語の訳文が付いていない。しかし、「以下、読んで同意します」的なことが書いてあるので、免責約款であろう。ちなみに、ダメ元で内容をグーグル翻訳に掛けたところ、個人情報の使用についての免責条項が書いてあるようだった。機械翻訳としては比較的まともだった気がする。

とにかくこれをクリアしないと進まないので、チェックして”CONTINUE”をクリック。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込5.png

次は、決済方法であるが、私はここでウェブでの支払に失敗した。なんでクレジットカード番号とセキュリティ番号以外にパスワード必要なの…。暫く色々やってみて、パスワードが何か判明した時点で入力したが、時既に遅し、タイムアウトで決済できなくなっていた。その後、クレジットカードの決済場面は二度と表示できなかった。

▶ちなみに、ホーチミン市からブンタウの運賃は、土日祝については、12才から62才までの大人片道250千ドン(約1250円)、6才から11才までの子供120千ドン(約600円)、62才を超えるシニア175千ドン(約875円)である。平日は、12才から62才までの大人片道200千ドン(約1000円)、6才から11才までの子供100千ドン(約500円)、62才を超えるシニア140千ドン(約700円)である(2018年5月現在)。◀

しかし、とりあえず予約は完了したようで、入力したメールアドレス宛、予約番号と予約内容が記載されたメールが送られて来た。

これもまあ、殆どベトナム語なのだけど、あまり支障はないと思われる。

メールには、予約をキャンセルされるリスクを避けるためには、GreenlinesDPのオフィスに電話するか、指定のベトコムバンクの口座にお金を入れるかしましょうと書いてあったが、どっちも難しいので諦め、ベトナム到着後にGreenlinesDPのオフィスに行って支払うことにした。

大丈夫かなーと思いながらベトナム到着後の4月29日にGreenlinesDPのオフィスに行ったが、窓口で予約確認のメールをプリントアウトしたものを示したら、クレジットカードで料金を支払って、チケットを受け取ることができた。特に問題なく、予約した席が確保されていた(ただ、ブンタウ行きの便の席、当初は窓際の席を予約した筈だったのだが、途中で船が大型のものに変更されたため、窓際の席ではなくなっていた…。通路側の席だったので、出入りが楽でよかったけど…)。

チケットは、QRコードの付いたレシートみたいなものだが、お金を払うと、登録したメールアドレスにもpdfの添付ファイルでそのチケットが送信されてくる。

チケット料金を支払うときも身分証明書等の提示を求められることはないし、乗船するときもQRコードをリーダーで読み取るだけで、それ以上のチェックはされないので、結構適当である。

推測であるが、支払に関係するような年齢等のごまかしがなければ、あとの個人情報の入力は結構適当でも大丈夫なのではないか(私も色々入力をいじっていたら間違って性別を「男」で入力してしまい、その後、ウェブ上では訂正できなかったが、全然支障はなかった)。

もっとも、この高速船、過去に火事や衝突事故を起こしているので、いい加減な情報を入力していると、万一の重大事故の時に、身元が不明になってしまうかもしれませんが…。

4月30日に乗船するとき、ベトナムの人の支払い方を見ていたら、ベトナムの人は、乗船の直前に早めにオフィスに行ってお金を払っているようであった。メールに記載されている注意事項には、出発時刻の15分前には船着き場に着くようにとあったので、それまでに支払えば、席はキャンセルされないのかな、と思った。

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あ、あと、ガイドブックにはホーチミン市からブンタウまで90分と書いてあるが、90分では行きません。2時間はかかります。よって帰りの16:00発の便は、出発自体、30分ほど遅れた。

しかし、行きも帰りも船が大きく揺れることもなく、マングローブや夜景も見られたのでよしとする。

以上、日本語のサイトではあんまり情報のない、ホーチミン市からブンタウ行きの高速船の予約方法でした(2018年4月~5月現在)。

 

島に行く・その1(日程)~2018年4月・5月ベトナム

今回の旅行日程についてのメモです。

4月27日(金) 羽田空港直結のホテル泊(どこかすぐ判ってしまうがまあいいや)

4月28日(土) 羽田→ホーチミン市着 ホーチミン市泊

4月29日(日) ホーチミン市泊

4月30日(月・祝) ホーチミン市-ブンタウ往復 ホーチミン市泊

5月1日(火) ホーチミン市→コンソン島(コンダオ諸島) コンソン島泊

5月2日(水) コンソン島泊

5月3日(木・祝) コンソン島泊

5月4日(金・祝) コンソン島→ホーチミン市 ホーチミン市泊

5月5日(土) ホーチミン市→羽田着

今回は旅の最初に風邪を引いてしまい、風邪っぴきのまま旅行したので、体力的にはちょっときつかった。おかげで買い物は全くしなかったし、ホーチミン市では近所の観光客対応の店でご飯を食べただけだった。

こういう体力の弱ったときは何かを呼び寄せるのか、前半、観光地特有の詐欺的被害(大した額じゃないけど腹が立つ)に何度か遭遇して心が折れそうになったが、さすがに離島のコンソン島はのんびりしていてそんな気配は全くなく、海もきれいで、心身の保養になった。移動日を除き丸2日はちょっと物足りず、できれば、あと1日くらいは欲しかったが、丸2日間天候には恵まれたのは幸運だった。

なお、コンソン島滞在が4日になったのは、4月30日(月)はベトナムの祝日で、コンダオ行きの航空便がなかったためである(ホーチミン市-コンダオ便は、平日しか運行していない)。

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さて、この後、旅行記的な記事の更新ができますことやら(まだ風邪から本調子に回復していない)。

空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その12~2018年1月ベトナム

どんどんいきます。

2018年1月6日。

朝は、前回の旅行に引き続いて、また来てしまった、ヒンズー寺院の目の前のフーティウの店。しかし、激混みで入れない。諦めて他に行こうかと思ってぐるぐる歩いたが、他も駄目で、戻ってきたら入れた~。やった~。外からは様子がよくわからなかったが、席がそろそろ空きそうだったので、中に入って席を探していたら、お店の人が、チョンチョンってリュックを叩いて教えてくれて、座ることができた。

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麺の種類と、汁あり・汁なし、豚肉・肝臓・腎臓のモツを選べる。これは、中華風の麺と、フーティウ麺の柔らかい方(きしめんみたいな麺)を半々、汁あり、全部のせである。麺を写すの忘れた…。

モツだけど全然臭みがなくて、やっぱり美味しい!満足である。

台湾もそうだけど、ベトナムも、肉料理には気合いが入っていると思う。やはり元々肉を食べる文化だった場所は、肉料理が美味しい。日本と全然違う。

食事後、ついカフェに入ってしまうけど、ここはあまり気に入らなかったので、階段の写真だけ。でも、やっぱりこういう古い建物の階段の感じはいいなあと思う。

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翌日は移動日だったので、宿に戻ってパッキングをある程度済ませーの、お昼にカニを食べーの。

「94」という数字が見えるのはどっちもカニの店なのだけど、こういう類似店が集まっているところのお店はどこも美味しいんだそうな。

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これはカニのスープ。

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ソフトシェルクラブの唐揚げ。

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お腹いっぱいである。

店の外にカニが置いてある。これがソフトシェルクラブでしょうか。

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大きいカニ。

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あとは、ATMを探したり、ドンコイ通りの方に移動したりしながら、実質的にベトナム滞在最後の日の街を散策した。正月時期なので、ドンコイ通りまで来るとさすがに日本人をたくさん見かけた。

その他、グエンフエ通りの大きな書店で本をチェックするなど。面白いのでベトナム語教材の本も買った。荷物は重くなるけど、海外って本が安いので。てか、日本って本は割高だよね…。

さすがに1月6日には、旅疲れも出て、胃腸が疲れてきた。よく考えると、氷入りの飲み物を頼みすぎた…。私は日本の夏には、冷やした飲み物を常飲しないようにしているのだけど、ちょっと油断した。

お腹が疲れたので、晩ご飯は小洒落たオーガニック食材を使ったというのが売りのお店に行ったけど、うーん。まずくはないのですけどね。という訳で写真はなし。

この国では、冷房完備で内装もお洒落、かつ値段もまあまあ高い、というお店の食事の味に感嘆することがあまりない。その逆で、かつ、地元の人が群がっているような店は外れがないのである。先のフーティウ麺の店やカニ料理の店のように。

翌2018年1月7日、宿のテラスから見たサイゴンの朝焼け。隣もホテルらしき建物を建てていた。この国では、色々な建物や施設が普請中なのである。

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楽しかったー、帰りたくないなーと思いながら帰路に就いたのだった。

ベトナムは気に入って、1年の間に2回も旅行してしまったけど、外国旅行における一般的な注意点を守っていれば、危ないことはないし、外国人が多いところであれば英語が通じるので、旅行はしやすいように感じた。スリとかひったくりのような泥棒、ぼったくりには気を付けた方がいいけれども。

あとは、人によってサービスがまちまちなので、そういうのが好きかどうか、中華文化が好きかどうかで好みが分かれると思う。例えば、台湾であれば、空港でSIMカードを中華電信のカウンターで買うのにも、台湾高鐵で別の都市に移動するのにも、何の支障も起きないだろうけど、ベトナムはそうは行かない。SIMカードのカウンターでお姉さんに舌打ちされたり、フーコック島行きの航空便は時間が変更しまくったりする。外国人が多いところであればなんとか英語は通じるが、日本語は通じない。そういうのが面白がることが出来るかどうかが分かれ目かなぁ。まだまだ行っていない場所、面白そうで行ってみたい場所がたくさんあるので、またベトナムには行きたいと思う。

ということで、今回のベトナム旅行記は、これでおしまい。