空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その2~2017年12月ベトナム

前回(空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その1~2017年12月ベトナム)は到着初日のことを書いた。順次翌日以降の出来事を書いていこうと思っていたのだけど、旅の疲れと緊張感で筆が進まなかった。昨日4日にはフーコックを発ち、サイゴンに戻ってきたのだけど、昨晩ここの部屋が冷房が効きすぎていため、少し風邪がぶり返したのか、咳が出るようになってしまったので、部屋でゆっくり過ごしている。

元々、初日12月29日の国際便の到着時間には、サイゴンからフーコック行きの国内便が無くなってしまうので、空港近くで一泊することにした。

翌朝12月30日。上から見ると、朝食の食べ物屋が開店の準備をしていた。

朝食にブン・ボー(Bún Bò)。45千ドン(約225円)。老舗人気店のもので、空港近くで外国人も多いので、大衆食堂の割には高めだと思われる。香草と青唐辛子をたっぷり入れたものを食べると、身体がすっきりする感じがする。

出発まで少し時間があったので、ローカルチェーンの喫茶店でベトナム風アイスコーヒーを頼むと、53千ドン(約265円)。さっきのブンの店より高いのか。うーん。内装はとてもおしゃれである。ノートパソコンを持ち込んで長居する人が多数。

入らないけどスタバの価格表示をちょっとチェックすると、飲み物一杯80千ドン(約400円)以上する。高い。日本と変わらない。ベトナムは世界有数のコーヒーの産地なので、好き好んでスタバに入りたくはないなーと思う。

次。これはショッピングモールに入っているフードコートのレストランのメニュー表示。雷魚やナマズ、カエルといった食材の表示が見えて、食文化の違いを感じる。

時間になったのでチェックインをし、手荷物をセキュリティチェックにかける。ベトナムの空港のセキュリティチェックは、履き物を脱ぎ、脱いだ履き物、あと、スマホ、ノートパソコン、カメラ等は鞄から出して、X線探知機に掛けなければならない。全部手持ちの私には大変面倒だ。特に、靴を脱がなければならないというのは、他の国では聞いたことはない。これは前回、よく表示を見てなくて大変当惑したところ(なぜか、知らないベトナム人女性が「靴を脱ぎなさい」と日本語で助け船を出してくれた)。

撮影禁止なのでセキュリティチェックの写真はなし。

昼過ぎにフーコック島に着き、宿にチェックインしたら、もうかなりへとへとである。

宿に着いたとき、なんだか裏からきしんだ機械のような奇妙な音がするなと思ったら、実は、隣家の多数のニワトリが共鳴し合いながら鳴いているのだった。

部屋の規則をチェックすると、持ち込みの飲食物はチャージプラスサービス料を申し受けますと書いてある。ちなみに、ここは、ブッキングサイトの評価に「ウェブサイトにはビーチサイドと書いてあるけど違うやんか!」みたいなことが書かれている。正確には、ビーチサイドのホテル(徒歩3分)と提携していて、宿泊客はそこのビーチは使えるのだが。いずれにしても、なんだかせこくて、賛同できない経営姿勢である。

フーコック初日は、こんなことでこの宿大丈夫かなーと思いながら暮れていったのであった。

 

 

 

 

空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その1~2017年12月ベトナム

2017年12月29日の朝の羽田。雲が少し多かったが概ね晴れて寒い。確か気温は摂氏6℃くらいだったと記憶している。

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ブリティッシュ・エアウェイズ。

機内食が選べたので、今回はハラルフード(イスラム教徒食)にしてみた。日本発の便の機内食は大概が日本産、しかも怪しげな産地を使っていることが多いし、おいしくもないので、他に変えてもらうことが多い。体感的にもおかしいし…(お腹が痛くなることがある)

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これはチキンカレーとバター味の薄いパン。おいしい。

香港で乗り換え。そうか、日本と違って年内はクリスマス飾りなのか。

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香港国際空港が混雑のため、少々離陸が遅れた。

一瞬の翼のきらめき。

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ベトナム・ホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着。もちろん日本で着ていたダウンジャケットやセーターを脱いで長袖1枚だったけど、普通に蒸し暑い。

ちょうど午後7時、入国審査官全員の交代があって、ここでも少々待たされる。あまりにも暇だったので入国審査官の交代儀式を撮ってみた。

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私を担当した入国審査官(若い男性)の顔がすごく濃かったので、思わずまじまじと見てしまった。目鼻立ちのくっきりした顔で、長い睫と眉毛、髭もだいぶ伸びている。あまり日本人にはないタイプの顔立ちである。

空港到着口を出てすぐの両替所で無事両替を済ませ、SIMカードを購入。空港でSIMカードを購入する場合、設定の殆ど全部、お店の人にお任せでやってもらえるし、私のスマホ設定は英語なので安心していたが、お店のアオザイのお姉さんがメッセージがなんとかかんとかと云うので聞き返したら、チェッと舌打ちして紙に汚い字で「SNS」と書いた。ああ、メッセージを何処でチェックするのかわからなかったのか。多分そうだと思った。でも、アプリに「Message」と書いてあるのがあるやん。とにもかくにも、無事SIMの設定も完了。この時点で午後7時45分頃。

ホテルの送迎があるはずだったのだが、空港の外に出ても見当たらない。どっちみち、徒歩5分もかからない場所なので、空港前の緑地帯(公園?)を突っ切る。途中、「ええっと、出口はどこかいな」という仕草をすると、座り込んで涼んでいたベトナム人男性が黙って出口の方向を指さす。ベトナムの人、親切なのかそうでないのかよくわからない。

ホテルのチェックインを済ませ、ちょっと休んで着替えや荷物整理を終わらせて、買い物がてら周囲を少し歩く。路地ではそここにローカル飲食店が歩道に椅子を出し、営業している。結構お客さんもいる。冬なので炭火焼きや鍋を盛大に…って、そこまで寒くはないと思うのだが。

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戻るともう午後10時を回っていた。

出がけに見かけたときには起きていた屋台のバインミー屋のおばちゃん、戻ってきたら寝てた…

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このとっちらかり感、カオスな感じがいかにもベトナムに来た、という感じがしてちょっと嬉しくなる。