島に行く・その2(事前準備編①バイク教習)~2018年4月・5月ベトナム

1 バイクにどうしても乗らねばならなくなる

コンダオ諸島のメインの島、コンソン島は流しのタクシーなんかいないので、移動手段はバイクを借りるしかない。

どれくらいいないかというと、行ってみてよくわかったが

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いない…。大体、島民自体が約7000人しかいないのだ。街全体は整備されているのに、車もバイクもあんまりいなくて、街自体が一つの大きな教習所みたいだと思ってしまった。

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うるさい押し売りもテケシーの呼び込みもいないのはありがたいが、ホテルからタクシーを使えば目的地に行くことはできるものの、帰ることができない。

そこでさすがに腰の重い私も、原付のペーパードライバー教習を探して、旅行に行く前に教習を受けることにした(普通乗用自動車免許は持ってる。これもペーパーだけど)。

2 教習所を探す

ところが、ないんですよこれが。

多分、東京近辺で、原付のペーパードライバー教習やっている教習所は2箇所しかない。

そのうち1箇所は、平日の決まった時間にしか教習をやっていないので、土日も受けられるのは残り1箇所のみ。

この教習所は、うちから優に1時間半はかかる場所にある。しかも、電話で確認すると、予約自体、教習所に来所しないとできないし、予約状況も確認できないという。

しょうがないので、その週末の土曜日、割と近所のベトナム料理の有名店で、お昼を食べ気分を盛り上げてから行くことにする。

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フォー、まずくはなかったけど、ちょっとしょっぱかった…。

で、教習所に到着。その週末はもう予約が取れなかったが、次の週なら日曜日に予約が取れるという。原付のペーパードライバー教習は、2時間コースと4時間コースがあった。2時間もやれば充分だろうと2時間コースを申し込んだ。

必要な持ち物は軍手などの手袋、ヘルメットの内カバー(紙でできている。申込み時にくれる)、申込みカード、あと免許証。服装は長袖長ズボン、靴はバイク用の紐が外に出ていない革製の長靴が理想だが、スニーカーでもOKとのこと。

2週がかりでなんとか原付ペーパードライバー教習を受けられることになった。

教習なんて何年ぶりだろうか。

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防具も付け…あ、腕の防具を無理矢理脚に付けちゃった……免許証ロッカーに入れてしまった………。ともう最初から汗だくで(晴れて暑い日だった)どうなることかと思ったが、なんとか乗れるようになった。お金はかかるが、人に教えてもらった方がコツは掴みやすい。ありがたい。

ぱっと見た感じ、大型の教習を受けに来ている方が多かったです。

短い休憩を取っただけで2時間連続で教習したので、最後の方ちょっと集中力が切れそうになったところでおしまい。

3 教習の内容

2時間の原付ペーパードライバー教習の内容は

●1時間目…原付の基本動作と、ある程度スピードを出す訓練、大きめのカーブを曲がる練習。

●2時間目…スムーズな発進と停止、小さいカーブを連続して曲がる練習、その他基本。

だった。

勿論、その人のレベルで内容は変わるんだろうと思う。

ベトナムのバイクは原付ではなくて、多分100cc位のものが多いように思うけど、原付の原理で充分乗れた。よかった…。

 

島に行く・その1(日程)~2018年4月・5月ベトナム

今回の旅行日程についてのメモです。

4月27日(金) 羽田空港直結のホテル泊(どこかすぐ判ってしまうがまあいいや)

4月28日(土) 羽田→ホーチミン市着 ホーチミン市泊

4月29日(日) ホーチミン市泊

4月30日(月・祝) ホーチミン市-ブンタウ往復 ホーチミン市泊

5月1日(火) ホーチミン市→コンソン島(コンダオ諸島) コンソン島泊

5月2日(水) コンソン島泊

5月3日(木・祝) コンソン島泊

5月4日(金・祝) コンソン島→ホーチミン市 ホーチミン市泊

5月5日(土) ホーチミン市→羽田着

今回は旅の最初に風邪を引いてしまい、風邪っぴきのまま旅行したので、体力的にはちょっときつかった。おかげで買い物は全くしなかったし、ホーチミン市では近所の観光客対応の店でご飯を食べただけだった。

こういう体力の弱ったときは何かを呼び寄せるのか、前半、観光地特有の詐欺的被害(大した額じゃないけど腹が立つ)に何度か遭遇して心が折れそうになったが、さすがに離島のコンソン島はのんびりしていてそんな気配は全くなく、海もきれいで、心身の保養になった。移動日を除き丸2日はちょっと物足りず、できれば、あと1日くらいは欲しかったが、丸2日間天候には恵まれたのは幸運だった。

なお、コンソン島滞在が4日になったのは、4月30日(月)はベトナムの祝日で、コンダオ行きの航空便がなかったためである(ホーチミン市-コンダオ便は、平日しか運行していない)。

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さて、この後、旅行記的な記事の更新ができますことやら(まだ風邪から本調子に回復していない)。

空港のセキュリティでは靴を脱ぐ・その12~2018年1月ベトナム

どんどんいきます。

2018年1月6日。

朝は、前回の旅行に引き続いて、また来てしまった、ヒンズー寺院の目の前のフーティウの店。しかし、激混みで入れない。諦めて他に行こうかと思ってぐるぐる歩いたが、他も駄目で、戻ってきたら入れた~。やった~。外からは様子がよくわからなかったが、席がそろそろ空きそうだったので、中に入って席を探していたら、お店の人が、チョンチョンってリュックを叩いて教えてくれて、座ることができた。

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麺の種類と、汁あり・汁なし、豚肉・肝臓・腎臓のモツを選べる。これは、中華風の麺と、フーティウ麺の柔らかい方(きしめんみたいな麺)を半々、汁あり、全部のせである。麺を写すの忘れた…。

モツだけど全然臭みがなくて、やっぱり美味しい!満足である。

台湾もそうだけど、ベトナムも、肉料理には気合いが入っていると思う。やはり元々肉を食べる文化だった場所は、肉料理が美味しい。日本と全然違う。

食事後、ついカフェに入ってしまうけど、ここはあまり気に入らなかったので、階段の写真だけ。でも、やっぱりこういう古い建物の階段の感じはいいなあと思う。

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翌日は移動日だったので、宿に戻ってパッキングをある程度済ませーの、お昼にカニを食べーの。

「94」という数字が見えるのはどっちもカニの店なのだけど、こういう類似店が集まっているところのお店はどこも美味しいんだそうな。

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これはカニのスープ。

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ソフトシェルクラブの唐揚げ。

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お腹いっぱいである。

店の外にカニが置いてある。これがソフトシェルクラブでしょうか。

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大きいカニ。

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あとは、ATMを探したり、ドンコイ通りの方に移動したりしながら、実質的にベトナム滞在最後の日の街を散策した。正月時期なので、ドンコイ通りまで来るとさすがに日本人をたくさん見かけた。

その他、グエンフエ通りの大きな書店で本をチェックするなど。面白いのでベトナム語教材の本も買った。荷物は重くなるけど、海外って本が安いので。てか、日本って本は割高だよね…。

さすがに1月6日には、旅疲れも出て、胃腸が疲れてきた。よく考えると、氷入りの飲み物を頼みすぎた…。私は日本の夏には、冷やした飲み物を常飲しないようにしているのだけど、ちょっと油断した。

お腹が疲れたので、晩ご飯は小洒落たオーガニック食材を使ったというのが売りのお店に行ったけど、うーん。まずくはないのですけどね。という訳で写真はなし。

この国では、冷房完備で内装もお洒落、かつ値段もまあまあ高い、というお店の食事の味に感嘆することがあまりない。その逆で、かつ、地元の人が群がっているような店は外れがないのである。先のフーティウ麺の店やカニ料理の店のように。

翌2018年1月7日、宿のテラスから見たサイゴンの朝焼け。隣もホテルらしき建物を建てていた。この国では、色々な建物や施設が普請中なのである。

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楽しかったー、帰りたくないなーと思いながら帰路に就いたのだった。

ベトナムは気に入って、1年の間に2回も旅行してしまったけど、外国旅行における一般的な注意点を守っていれば、危ないことはないし、外国人が多いところであれば英語が通じるので、旅行はしやすいように感じた。スリとかひったくりのような泥棒、ぼったくりには気を付けた方がいいけれども。

あとは、人によってサービスがまちまちなので、そういうのが好きかどうか、中華文化が好きかどうかで好みが分かれると思う。例えば、台湾であれば、空港でSIMカードを中華電信のカウンターで買うのにも、台湾高鐵で別の都市に移動するのにも、何の支障も起きないだろうけど、ベトナムはそうは行かない。SIMカードのカウンターでお姉さんに舌打ちされたり、フーコック島行きの航空便は時間が変更しまくったりする。外国人が多いところであればなんとか英語は通じるが、日本語は通じない。そういうのが面白がることが出来るかどうかが分かれ目かなぁ。まだまだ行っていない場所、面白そうで行ってみたい場所がたくさんあるので、またベトナムには行きたいと思う。

ということで、今回のベトナム旅行記は、これでおしまい。