プノンペンからチャウドックまで・チケット取得編(2019年12月~2020年1月 カンボジア・ベトナム その3)

2020年1月1日に、メコン川をスピードボートで下って、プノンペンからチャウドックまで行った話(チケット手配まで)です。

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前回の記事で書いたように(日程やら(2019年12月~2020年1月 カンボジア・ベトナム その2))、プノンペンからチャウドック(ベトナム)行きのボートは、ホテルの人に手配して貰ったのですが、無事手配が完了するまでに紆余曲折がありました。

 

旅行前に、プノンペンで滞在するホテルにメールで「1月1日にプノンペンからベトナムのチャウドックにボートで行きたいのだけど、どうしたらいいですか?」と聞いたのですが、「プノンペンに着いてからで大丈夫です。私達がお手伝いします。」という回答だったので安心していました。

そこで、出発前日の12月31日、朝、チケット手配でお願いしようと、チェックアウトなんかでちょっと忙しそうなフロントで待っていたところ、中年のスタッフの男性が声を掛けてきたので、用件を説明すると、「調べて2時間後にお知らせします」。

それで、そのまま王宮見学に行って、ホテルに帰ってきたのだけど、待ってても一向に知らせてくる気配がない。

再度フロントに赴き、女性スタッフに確認したところ、了解した様子で「後でお知らせします」と。そのあと、カウンターの中の男性スタッフ(さっきの中年のスタッフとは別のもうちょっと若い人)を、「私がさっき言ったの、やってないじゃない!」という感じでバチーン!って、思いっきり肩の当たりをシバいてました。

やれやれ、と昼食に出かけ、ホテルに戻って、もう一度さっきの男性スタッフに確認。「はい、取りました。5時です。」というので、直感的におかしいと思い(カンボジアからベトナム国境を越えなければならない、チャウドック行きのボートの出発時間が、朝の5時ましてや夕方の5時である筈ない)、よく確認したら、午後5時のナイトクルーズの座席を取ったと。そういえば、チェックインのときに「人気のアクティビティにメコン川のナイトクルーズがありますが、残念ながら今日は一杯です。」とフロントのスタッフに言われたっけ…。

・・・

ちがーーーーーう。

・・・・・もう一度

ちがーーーーーーーーーーーーーーーーう。

(心からの叫び)・・・・・・・

しかし、気がついてよかった。危うく、チャウドックまでたどり着けないところだった。

再々訂正して、よくよくお願いしておきました。

部屋に戻ったけど、やっぱり、ちょっと心配。

紙にペンで部屋番号と用件を書き、念のためスマホカメラで控えを取ったうえ、もう一度フロントに赴く。件の男性スタッフは何やらどこぞへ忙しそうにお電話中だったので、別のスタッフに紙を見せながら、「これは彼にもう頼んである。彼にこの紙を渡して。」と言って、手渡してもらうようにお願いする。

母国語でも、口頭でのお願いは行き違いになりがち。ましてや、相手は接客業のプロとはいえ、お互いに母国語じゃない英語でやり取りしていますからね。紙に書いとくの大事。と心から思いました。

 

折角のプノンペン滞在だけど、出かける気にもならず(まあ、12月のプノンペン、比較的過ごしやすいとはいえ、真昼~午後の早い時間はとても暑いのです)。

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古い建物を改装した宿だったので、部屋の明かり取りのすりガラス窓がスズメのおうちになってて、スズメが遊んでます。

シャワーを浴びたりして部屋でだらだらしていたら、部屋の電話の呼出音が鳴り、「ボートの件で伺います。」。ノックがあったのでドアを開けると、ホテルスタッフと思しきクメール女子(さっきの人とは別人)が、「これから旅行代理店に行ってチケットを予約してきます。」というので、お金を渡してチケットを取ってもらいました(という訳で、前回の記事に戻る)。このとき、「夜にチケットをお持ちします。」とも言っていましたが、実際にチケットを貰ったのは翌日のチェックアウトの時でした。

ようやく安心して食事に出かけます。人気店なのに、予約してなくて、しかも大晦日。開店直後だったので運良く入れて良かった。

プノンペンの大晦日は暮れていく。

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という訳で、2019年の大晦日までに得た旅の教訓。

  • 重要な用件は紙に書いて確認する。
  • インドシナ実務においては、男子より女子を信用する。

でした。

もちろん、男子にもちゃんとした人はいるのだが、ここに書いた話以外にも色々ありましてね。確率の問題ですスミマセン。

 

余談が長くなって、ボートに乗り込むまで行かなかった…。川下りの様子はまたこんど。

島に行く・その3(事前準備編②高速船予約)~2018年4月・5月ベトナム

島に行くのが5月1日になってしまったので、4月29日と4月30日のどちらかの日に、日帰りでどこかまで船に乗って景色を眺め、海鮮でも食べて帰ってきたいなと思った。

最初はカンゾーにしようかと思ったのだけど、ツアーは安くないし、マングローブを見てサルの公園に行ってワニ釣りをし…とあまり興味のないアトラクションが多いし行動が制限される。マングローブの見学はともかくとして、なぜ、ワニ釣りなのか…エビ釣りならちょっとやってみたいけど…。

かといって、自前でカンゾーに行くとなると、フェリーは対岸に渡るだけなので、船に乗って景色を眺めるって感じでもない。

ところで、カンゾー(Cần Giờ)ってなんで日本語のサイトに「カンザー」って書いているのがあるの…。カンヨーやカンゾーならあり得るけど、「カンザー」はないと思うよ。中村勘三郎かよ!

………話が脱線した。

ってことで、カンゾーはやめて、高速船を予約してブンタウに行くことにした。ブンタウは高速船でホーチミン市から90分とのことなので、船旅には丁度いいと思った。それに船着き場は、ドンコイ通りの突き当たりのサイゴン川のほとりで便利だし。

船着き場&高速船の会社GreenlinesDPのオフィス所在地。

Screenshot-2018-5-10 Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP - コピー.png

予約はホーチミン市に着いてからホテルに頼むのでいいや、と思ったのだけど、試しにGreenlinesDPのウェブサイトに行ってみたら、結構予約で一杯。4月29日は丁度いい時間はもう満席だし、4月30日も大分席が埋まっている。ベトナムは連休なのだった。

そこで、ウェブサイトから予約できそうだったので、挑戦することにした。

とりあえず、英語版もある。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込1

サイトトップの該当箇所に、行き先と時間(往復も同時に指定できる)を入力し(上の画像でオレンジで○をした箇所)、”Book”(青矢印)をクリックすると、座席の空き状況と、予約したいシートを指定できるようになっているので、必要枚数に応じてクリックする。

次の画像は2018年5月12日(土)10時発のホーチミン市からブンタウ行きの座席を2枚指定した例。枚数に上限があるのかは定かではない。

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拡大すると以下のようになる。指定した席は緑で表示される(以下の画像の黄色で○をした箇所)。

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往復を予約した場合は、帰りの便も同じように座席指定画面が出てくるので同じように指定し、”CONTINUE”をクリックすると、予約内容の確認画面と、個人情報の入力画面が出てくる。

まず、予約内容の確認画面はこちら。

Screenshot-2018-5-10 Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP(2).png

次に、個人情報の入力画面。「男女」の語など微妙にベトナム語が混じっているが、ひるまず入力する。

Công Ty Công Nghệ Xanh GreenlinesDP申込4.png

おっと次は英語の訳文が付いていない。しかし、「以下、読んで同意します」的なことが書いてあるので、免責約款であろう。ちなみに、ダメ元で内容をグーグル翻訳に掛けたところ、個人情報の使用についての免責条項が書いてあるようだった。機械翻訳としては比較的まともだった気がする。

とにかくこれをクリアしないと進まないので、チェックして”CONTINUE”をクリック。

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次は、決済方法であるが、私はここでウェブでの支払に失敗した。なんでクレジットカード番号とセキュリティ番号以外にパスワード必要なの…。暫く色々やってみて、パスワードが何か判明した時点で入力したが、時既に遅し、タイムアウトで決済できなくなっていた。その後、クレジットカードの決済場面は二度と表示できなかった。

▶ちなみに、ホーチミン市からブンタウの運賃は、土日祝については、12才から62才までの大人片道250千ドン(約1250円)、6才から11才までの子供120千ドン(約600円)、62才を超えるシニア175千ドン(約875円)である。平日は、12才から62才までの大人片道200千ドン(約1000円)、6才から11才までの子供100千ドン(約500円)、62才を超えるシニア140千ドン(約700円)である(2018年5月現在)。◀

しかし、とりあえず予約は完了したようで、入力したメールアドレス宛、予約番号と予約内容が記載されたメールが送られて来た。

これもまあ、殆どベトナム語なのだけど、あまり支障はないと思われる。

メールには、予約をキャンセルされるリスクを避けるためには、GreenlinesDPのオフィスに電話するか、指定のベトコムバンクの口座にお金を入れるかしましょうと書いてあったが、どっちも難しいので諦め、ベトナム到着後にGreenlinesDPのオフィスに行って支払うことにした。

大丈夫かなーと思いながらベトナム到着後の4月29日にGreenlinesDPのオフィスに行ったが、窓口で予約確認のメールをプリントアウトしたものを示したら、クレジットカードで料金を支払って、チケットを受け取ることができた。特に問題なく、予約した席が確保されていた(ただ、ブンタウ行きの便の席、当初は窓際の席を予約した筈だったのだが、途中で船が大型のものに変更されたため、窓際の席ではなくなっていた…。通路側の席だったので、出入りが楽でよかったけど…)。

チケットは、QRコードの付いたレシートみたいなものだが、お金を払うと、登録したメールアドレスにもpdfの添付ファイルでそのチケットが送信されてくる。

チケット料金を支払うときも身分証明書等の提示を求められることはないし、乗船するときもQRコードをリーダーで読み取るだけで、それ以上のチェックはされないので、結構適当である。

推測であるが、支払に関係するような年齢等のごまかしがなければ、あとの個人情報の入力は結構適当でも大丈夫なのではないか(私も色々入力をいじっていたら間違って性別を「男」で入力してしまい、その後、ウェブ上では訂正できなかったが、全然支障はなかった)。

もっとも、この高速船、過去に火事や衝突事故を起こしているので、いい加減な情報を入力していると、万一の重大事故の時に、身元が不明になってしまうかもしれませんが…。

4月30日に乗船するとき、ベトナムの人の支払い方を見ていたら、ベトナムの人は、乗船の直前に早めにオフィスに行ってお金を払っているようであった。メールに記載されている注意事項には、出発時刻の15分前には船着き場に着くようにとあったので、それまでに支払えば、席はキャンセルされないのかな、と思った。

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あ、あと、ガイドブックにはホーチミン市からブンタウまで90分と書いてあるが、90分では行きません。2時間はかかります。よって帰りの16:00発の便は、出発自体、30分ほど遅れた。

しかし、行きも帰りも船が大きく揺れることもなく、マングローブや夜景も見られたのでよしとする。

以上、日本語のサイトではあんまり情報のない、ホーチミン市からブンタウ行きの高速船の予約方法でした(2018年4月~5月現在)。