ベトナム・ハノイでの路線バスの乗り方

2018年12月27日から2019年1月4日までハノイに行ってきました(途中1泊2日のツアーを挟む)。

備忘録を兼ねて、ハノイでの路線バスの利用方法を書いてみます。

1 路線バスのススメ@ハノイ

私がハノイを訪れたのは今回初めて、勝手も分からず、最初のうちは闇雲に歩き回っていたのですが、ハノイもさすがはベトナムの都会、道はデコボコ水たまり、道を横断しようとしても信号がなくて大量の車とバイクを避けながら歩かなければならなかったり、信号があっても青信号でバイクが突っ込んできたりは当たり前。道を歩くだけでも結構大変です。歩道部分は飲食店が出店して歩けないときもありますし、歩道でもバイクが平気で走ります。

タクシーも沢山いるにはいますが、昨今はどんな国でもタクシーの質は悪く、私もこれまで、

・目的地と違う場所に連れて行かれる(運転手が、自分にマージンが入る提携店にお客を連れて行きたかったのでした) ⇒ 島に行く・その6(3日目 ブンタウ日帰り)~2018年4月・5月ベトナム

・目的地まで車で10分の場所なのに運転手が道を迷いまくる ⇒ 昆明の長い一日~2018年8月マカオ・香港・雲南省旅行 その5

と、散々煮え湯を飲まされてきました(←大げさ)。

西洋人でバイクを借りている勇者もちらほら見かけましたが、私はコンダオ諸島の殆ど通行量のない田舎道でしかバイクを運転したことがないので、ハノイのあの交通量の道路でバイクに乗る気にはなれませんでした。

そこで、ローカル路線バスを利用してみたのですが、運賃が安いだけではなく、本数も比較的多くてとても便利でした。バッチャン焼で有名なバッチャンへも、この路線バスで行くことができました。

経路は、時刻表や路線図を持っていなくても、グーグルマップで簡単に検索できます。

バスを利用するローカルの人の生活ぶりも垣間見ることができるし、安く移動できるし、おすすめです。

2 ハノイの路線バスに乗るのに必要なもの

必要なものはsimフリースマホ現地のsim、それとグーグルマップ(Google Maps)のアプリです。

(ただ、手持ちのスマホがsimフリーでなかったとしても、ベトナムは公共のWi-Fiが発達していますので、カフェなどであらかじめ目的地への行き方を検索してスクリーンショットに撮っておく、という方法でも対応できるかもしれません。)

あともちろん、電源がないとダメですね(グーグルマップはバッテリーを消費しがち、私もモバイルバッテリーが手放せませんでした)。

3 運賃

原則、1乗り7000ドン(2019年1月現在約35円)。新型車両だと8000ドンのもあるという噂も聞いたことがあるのですが、滞在中は見かけませんでした。

なお、グーグルマップで経路を検索すると、運賃も表示されます(具体的には後で書きます)。

運賃は、乗ってから乗務員(いわゆる車掌さん)に支払うのですが、お釣りがない場合がありますので、ぴったりの額を準備しておいた方がいいです。

乗務員にお金を払うと、真ん中あたりに少し切れ目を入れた紙の切符をくれるので、降りるまでなくさないように保管します。

4 目的地を検索する

ご承知のとおり、グーグルマップでは経路の検索ができます。

旅行先の現地(この場合はハノイ市内)にいるのであれば、位置情報をオンにして、出発地点として現在地点を、目的地点としてその目的の博物館なりホーチミン廟なりを入力して検索するだけです。

この記事は日本で書いていますので、ロンビエン駅からホアロー収容所まで行くことを想定し、目的地点としてホアロー収容所、出発地点としてロンビエン駅を入力して経路を検索し、バスの部分をタップします。

そうするとこのような画面が出てきます。→

1

一番上に最も速い経路が出てきて(オレンジ色の枠内)、運賃も7000ドンでであることが表示されています。

さらにこれをタップすると、次のような画面が出てきます。→

画像2.png

“Tuyến”(青の下線)は「~番線」の「線」ということなので、”Tuyến1″なら、1番の表示のあるバスに乗ればいい訳です(なんてこった、バス外部の写真撮ってない…)。

“Điểm trumg chuyển Long Biên”、つまりロンビエンバスターミナルから1番線のバスに乗り、4駅目、約5分の”Tháp Hà Nội”というバス停で下車して徒歩1分で、目的のホアロー収容所に着けることも表示されています。

ちなみに、上の画像で緑色の線で四角に囲った部分をタップすれば、具体的な駅名も表示されます。

地図に戻れば、次のように、バス停から目的地までの経路も示されていますので、経路のとおり進めば方向音痴でも大丈夫。至れり尽くせりです。→

Screenshot_2019-01-19-21-27-36-027_com.google.android.apps.maps.png

5 バスに乗るとこんな感じ

実際のバスの内部はこんな感じです。左側に座り、切符の束を持っている人がバスの乗務員です。このときはたまたま壮年男性でしたが、若い女性や若い男性のときもありました。乗務員には、子連れの人の子供の乗り降りを手伝ったり、お年寄りの荷物を下ろすのを手伝ったりする役割もあるようでした。

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バスの運転は、割と乱暴なことが多くて揺れますし、日本みたいに「乗客全員が座るまで、発車を待ってくれる」みたいな配慮はないので、くれぐれもケガしないようにご注意下さい。あと、子連れやお年寄りには席を譲るのが当然のマナーとなっております(てか日本が特殊…)。

ハノイの路線バスの乗り方については、以上です。