冬のベトナム・ハノイ+α その1(初日だ)

2019年12月27日(木曜日)から2019年1月3日(木曜日)の9日間、ベトナム・ハノイに行ってきました。途中で1泊2日のツアーを挟みます(12月30日から12月31日まで)。

 

今回の旅行日程(2018年12月27日から2019年1月4日まで)

12月27日(木) 日本→ハノイ泊 ←イマココ!

12月28日(金) ハノイ泊

12月29日(土) ハノイ泊

12月30日(日) ハノイ→ホアビン省マイチャウ泊

12月31日(月) ホアビン省マイチャウ→タインホア省プーロン自然保護区→ホアビン省マイチャウ→ハノイ泊

1月1日(火) ハノイ泊

1月2日(水) ハノイ泊

1月3日(木) ハノイ(ノイバイ国際空港近くのトランジットホテル泊)

1月4日(木) ハノイ→日本

 

ハノイに行こうと思ったのは、これまでベトナムには何回か行ったけど北部には行ったことがなかったからです。とはいえ、冬の北部はそこそこ寒そう、どうしようかなーーと悩んでいる内に、南方面行きの航空券がなくなってしまったので、まだチケットが残っていたハノイに行くことにしました。

ハノイ行きは、ベトナム航空の直行便です。ベトナム航空を国際線で利用するのも初めて。

日本発は午後16時35分発なので、荷造りも出発当日で楽ちんです。初日は移動だけになってしまいますけどね。

IMG_20181227_135303.jpg

チケット予約に出遅れたので行きはプレミアムエコノミーです。座席が広くて快適です。まー大名旅行です。根性もなく虚弱体質なのでこれでよいのです。

プレミアムエコノミー席には、スリッパだの、オリジナル旅行グッズだのが配布されます。

IMG_20181227_162858.jpg

機内食は比較的おいしい方だと思います。

IMG_20181227_175500.jpg

機内食のメニューや音声関係の機器は、離陸後,客室乗務員が配布し、到着前にまた客室乗務員が回収しました。このパターンを経験するのは初めて。

お土産の機内販売みたいな無駄なサービスもなく、6時間15分のフライトで、午後9時頃にハノイ到着です。

ハノイ・ノイバイ国際空港は初めてでしたが、まずは、あらかじめ下調べしておいて評判が良さそうだった到着口を出てすぐ、”EXIM BANK”(正面のエスカレーター下あたりに、2店舗あるそうです)でSIMを購入。

ホーチミン市のタンソンニャット国際空港でSIMを購入したときには、店員さんがセッティングに詳しくなくて、何か聞かれたのですが意思疎通ができず、店員さんに舌打ちされたり、「ViettelのSIM」と料金表に書いてあるのに、実際はMobifoneのSIMだったりしたこともあるのですが、”EXIM BANK”では、店員さんが問題なく、あっという間に表示にあるViettelのSIMをセッティングしてくれたので、少し安心しました。

“EXIM BANK”では、空港にしては良いレートで両替もしてくれるようです。

私は、前回のベトナム旅行(一連の旅行記→島に行く・その1(日程)~2018年4月・5月ベトナムほか)で、結構な金額のベトナムドンを使い残していたため、今回、ノイバイ国際空港では両替はせず。

ホテルに車の手配をお願いしていたので、外に出ます。

IMG_20181227_212432 (2).jpg

ノイバイ国際空港を利用する際の注意点ですが、英語の旅行ガイド”Lonely Plannet”ベトナム編では、客引きしているタクシーに乗ると、ハイ・スピードメーターが付いており、不当に高額のタクシー運賃を請求されるとか、目的地として伝えたホテルと似た名前の別のホテル(タクシー運転手と結託している)に連れて行かれるとか、そういったトラブルに注意するようにと注意喚起がなされています。そして、旅行者へのアドバスとして、「悪いことは言わないから、少なくとも1泊目はホテルを事前に予約し、そのホテルから送迎の車を送ってもらいなさい」と書いてあります。ハノイは初めてなので、その助言に素直に従うことにしたのです。

ハノイにきていきなり、「セイムセイム」のおっちゃん(ブンタウで経験済み、伝えたのと全然違う場所に連れて行って、文句を言うと「セイムセイム」って言い訳するので、「セイムセイム」のおっちゃんと命名)に遭遇するのは避けたい。

空港の外に出ると、お客の名前が書かれた紙を掲げている沢山の送迎担当者がいます。ぱっと見た感じ、日本人ぽい名前より、韓国系の名前が多くて、ハノイにおける韓国のプレゼンスを実感します。

ぐるぐる回って探していると、一人のお兄さんが該当の紙を持っているのを発見しました。名前と、事前にホテルから伝えられていたパスワードを照合します。結構厳重。パスワードの確認ができたので、車を呼んできて貰って、お兄さんと乗り込みます。

5分くらい車が走った後、周りに何もない場所で車が停まるのでどうしたのかと思ったら、お兄さんが降りて行きました。この送迎の仕事(空港だけ担当)は、どうも、空港付近に住んでいる若者の格好のアルバイトとなっているようです。

ノイバイ国際空港から、旧市街のホテルまでは1時間近くかかります。

もう夜で暗かったのだけど、車窓から見える風景は何もかも珍しかったのですが、当地の車の運転方法は乱暴なのがデフォルトで、バイクなどは蹴散らしながら進みますので、滅茶苦茶揺れます。あと、道路にわざと段差を付けてスピード出なくしている?? なので、写真は殆どなし。

しかも、運転手さんは運転中、ほぼずーーーっと電話で話していました。なので、割と運転適当です。電話の内容は多分ビジネス。

ようやく撮れた写真→

IMG_20181227_215353_HHT.jpg

めっちゃ揺れてます。

IMG_20181227_215407_HHT.jpg

この大きな橋のライトアップは、七色に変化。ベトナムのライトアップは七色変化標準のようです。

市内が近づいてくると、自転車に驚くほど大量の花を上手に積んで運んでいる人がいました。更に、進んでいくと花市場が。後で調べると、夜、花の積み卸しをする有名な花市場だったようです。

旧市街のホテルに着いたのは、現地時間午後10時半くらいだったのではないかなー。ウエルカムドリンクとスイカが出て来て、スタッフから市内観光のアドバイスや、近隣の観光地へのツアーの説明を受けます。

ハロン湾のツアーをかなり勧められました。「ニンビンはどうですか?」と聞いたけど、ニンビンはいいけど、ハロン湾に比べると小さい、やっぱり雄大なハロン湾の方がお勧めとのこと。まーハロン湾は、高額のクルーズツアーが多いですからね。「決めたらまたお知らせします。」と伝えました。

ここのホテルは、こういうアットホームできめ細かいサービスを売りにしているので親切だったのですが、もう午後11時近かったので、正直早く部屋に帰りたい。

結局、部屋に戻ってシャワーを浴びて寝たのは、午前0時を回っていたと思います。時差が2時間あるので、体感は日本時間午前2時の感じ。

移動だけの初日なので、この程度で。

 

 

 

ベトナム・ハノイでの路線バスの乗り方

2018年12月27日から2019年1月4日までハノイに行ってきました(途中1泊2日のツアーを挟む)。

備忘録を兼ねて、ハノイでの路線バスの利用方法を書いてみます。

1 路線バスのススメ@ハノイ

私がハノイを訪れたのは今回初めて、勝手も分からず、最初のうちは闇雲に歩き回っていたのですが、ハノイもさすがはベトナムの都会、道はデコボコ水たまり、道を横断しようとしても信号がなくて大量の車とバイクを避けながら歩かなければならなかったり、信号があっても青信号でバイクが突っ込んできたりは当たり前。道を歩くだけでも結構大変です。歩道部分は飲食店が出店して歩けないときもありますし、歩道でもバイクが平気で走ります。

タクシーも沢山いるにはいますが、昨今はどんな国でもタクシーの質は悪く、私もこれまで、

・目的地と違う場所に連れて行かれる(運転手が、自分にマージンが入る提携店にお客を連れて行きたかったのでした) ⇒ 島に行く・その6(3日目 ブンタウ日帰り)~2018年4月・5月ベトナム

・目的地まで車で10分の場所なのに運転手が道を迷いまくる ⇒ 昆明の長い一日~2018年8月マカオ・香港・雲南省旅行 その5

と、散々煮え湯を飲まされてきました(←大げさ)。

西洋人でバイクを借りている勇者もちらほら見かけましたが、私はコンダオ諸島の殆ど通行量のない田舎道でしかバイクを運転したことがないので、ハノイのあの交通量の道路でバイクに乗る気にはなれませんでした。

そこで、ローカル路線バスを利用してみたのですが、運賃が安いだけではなく、本数も比較的多くてとても便利でした。バッチャン焼で有名なバッチャンへも、この路線バスで行くことができました。

経路は、時刻表や路線図を持っていなくても、グーグルマップで簡単に検索できます。

バスを利用するローカルの人の生活ぶりも垣間見ることができるし、安く移動できるし、おすすめです。

2 ハノイの路線バスに乗るのに必要なもの

必要なものはsimフリースマホ現地のsim、それとグーグルマップ(Google Maps)のアプリです。

(ただ、手持ちのスマホがsimフリーでなかったとしても、ベトナムは公共のWi-Fiが発達していますので、カフェなどであらかじめ目的地への行き方を検索してスクリーンショットに撮っておく、という方法でも対応できるかもしれません。)

あともちろん、電源がないとダメですね(グーグルマップはバッテリーを消費しがち、私もモバイルバッテリーが手放せませんでした)。

3 運賃

原則、1乗り7000ドン(2019年1月現在約35円)。新型車両だと8000ドンのもあるという噂も聞いたことがあるのですが、滞在中は見かけませんでした。

なお、グーグルマップで経路を検索すると、運賃も表示されます(具体的には後で書きます)。

運賃は、乗ってから乗務員(いわゆる車掌さん)に支払うのですが、お釣りがない場合がありますので、ぴったりの額を準備しておいた方がいいです。

乗務員にお金を払うと、真ん中あたりに少し切れ目を入れた紙の切符をくれるので、降りるまでなくさないように保管します。

4 目的地を検索する

ご承知のとおり、グーグルマップでは経路の検索ができます。

旅行先の現地(この場合はハノイ市内)にいるのであれば、位置情報をオンにして、出発地点として現在地点を、目的地点としてその目的の博物館なりホーチミン廟なりを入力して検索するだけです。

この記事は日本で書いていますので、ロンビエン駅からホアロー収容所まで行くことを想定し、目的地点としてホアロー収容所、出発地点としてロンビエン駅を入力して経路を検索し、バスの部分をタップします。

そうするとこのような画面が出てきます。→

1

一番上に最も速い経路が出てきて(オレンジ色の枠内)、運賃も7000ドンでであることが表示されています。

さらにこれをタップすると、次のような画面が出てきます。→

画像2.png

“Tuyến”(青の下線)は「~番線」の「線」ということなので、”Tuyến1″なら、1番の表示のあるバスに乗ればいい訳です(なんてこった、バス外部の写真撮ってない…)。

“Điểm trumg chuyển Long Biên”、つまりロンビエンバスターミナルから1番線のバスに乗り、4駅目、約5分の”Tháp Hà Nội”というバス停で下車して徒歩1分で、目的のホアロー収容所に着けることも表示されています。

ちなみに、上の画像で緑色の線で四角に囲った部分をタップすれば、具体的な駅名も表示されます。

地図に戻れば、次のように、バス停から目的地までの経路も示されていますので、経路のとおり進めば方向音痴でも大丈夫。至れり尽くせりです。→

Screenshot_2019-01-19-21-27-36-027_com.google.android.apps.maps.png

5 バスに乗るとこんな感じ

実際のバスの内部はこんな感じです。左側に座り、切符の束を持っている人がバスの乗務員です。このときはたまたま壮年男性でしたが、若い女性や若い男性のときもありました。乗務員には、子連れの人の子供の乗り降りを手伝ったり、お年寄りの荷物を下ろすのを手伝ったりする役割もあるようでした。

IMG_20190103_140124.jpg

バスの運転は、割と乱暴なことが多くて揺れますし、日本みたいに「乗客全員が座るまで、発車を待ってくれる」みたいな配慮はないので、くれぐれもケガしないようにご注意下さい。あと、子連れやお年寄りには席を譲るのが当然のマナーとなっております(てか日本が特殊…)。

ハノイの路線バスの乗り方については、以上です。

 

 

 

島に行く・その12(8日目 最終日 ホーチミン市から日本に戻る)~2018年4月・5月ベトナム

最終日

5月5日(土)は、午前中の飛行機に乗って帰るだけである。つまらん。

ここは他の場所と違ってWi-FIが繋がるなーと思いながら、朝、ノートパソコンをいじっていたら、机の下に何やら怪しい影が…。メガネがなかったのでよく見えない。メガネをかけてもう一度見直したけど、何も見つからなかった。多分虫だと思うけど、何だったんだろう。

さて、ここはサービスアパートメントなので朝食は付いていない。

で、屋台のバインミー。お皿と食卓はサービスアパートメントの備え付け。

DSC_0415.JPG

さらばベトナム。さらばさらば。

DSC_0422.JPG

ところで、帰りのキャセイパシフィック航空・ホーチミン-香港便は、最新式の機体。

DSC_0421

別に機外カメラなんて珍しくないが、ここは、尾翼にカメラが付いているのである。新しい。あと、トイレが車椅子対応だった。車椅子に乗ってツアーで香港旅行するベトナム人の方が数名いらっしゃいました。

この後、香港で乗り換えた香港-羽田便は古い機体だった…。まあそういう時代です。分かってはいるけれど。

コンダオ諸島情報まとめ

いっつもあちこちに情報がとっちらかかっている私の記事ですが、折角なので、気が付いたことをある程度まとめてみたいと思います。

1 人がいない

観光客を含め、人がまばらです。日本の人もたまに見かけましたが、殆どいませんでした。

島民は7000人ということなので、地元の人は殆ど知り合い状態?観光産業に他の地区の人が乗り込んできている気配がありませんでした。

まあ、5月は東南アジアのビーチはオフシーズンなので、もう少し西洋人が増える年末年始は混んでいるのかもしれませんが。

島やベトナム政府は、これからコンダオ諸島に人を誘致したいのでしょう、街は整備され、こんな風に大規模なホテルが普請中のところも。

DSC_0253

だけど、コンダオからの帰り、飛行機は飛行場の上を旋回してホーチミン市方面に向かうので、空港の滑走路が俯瞰できたのだけど、あそこはジェット機入るのどう見ても無理やで。フーコック島のように、ジェット機でどんどん人間を送り込むような観光地にはならなそうな気がしました。

2 交通手段に乏しい。バイク必須。

流しのタクシーはいないです。大きめのホテルの前で客待ちをしているタクシーだけ。もちろん、バイタクなんて気の利いた物はありません。バイク必須。事前準備編①で書いたとおり。

あと、どうやって利用するのかいまいち不明なカートが何台も走っていました。最初はどこかのホテルの専属かと思っていたのですが、あとでガイド本を見直してみると、乗り合いバスのように使えるらしいです。ただ、どっちにしても自由度が低いですね。あ、カートはバイクに乗っているとちょっと邪魔でした。

3 食べる所も少ない。物価は高め。

人がいないので、レストランもバリエーションに乏しいです。ホテルの多い場所にはこんな感じの観光客向け海鮮レストランが何軒かありますが、いかんせん団体対応、海鮮も割高だし味もいまいち。

湖に面していて、湖で捕れる雷魚を出してくれるレストランがあったらしくて、行ってみたいなと思っていたのですが、私が行ったときにはグーグルマップに情報が載っていませんでした。もう今は無くなったのだと思います。

DSC_0251.JPG

街に行ってローカルの人の行くような食堂に行った方がいいかも?でも島の夜は早そうなので、遅れるとやっていないところも多いかも。昼も同じです。出遅れると営業してない…。

ガイド本には、ナイトマーケットに行けば安い食事があると書いてあったので、ナイトマーケットに行くのもよいかもしれません。

4 ないと思ったらあったATM

「島に絶対ATMなんかないだろ」と思ってタンソンニャット空港のATMでお金を出してきたのですが、コンダオ市場の角にアグリバンクのATMがありました。結構現地の人の利用頻度が高そうでした。

DSC_0336.JPG

5 歴史に興味があるなら見所たくさん

コンダオ諸島で一番大きなコンソン島ですら、とても小さな島なのですが、島の成り立ちが、元々、植民地時代から長年に亘って監獄として多くの思想犯や政治犯を閉じ込め拷問し処刑していたというものですので、ベトナムの歴史に興味があるなら、博物館や監獄跡地、墓地をじっくり回ると面白いと思います。

DSC_0351

ベトナムはどこもそうですが、植民地や南ベトナム政府に対する抵抗の歴史を示す事物や場所は、大切に保存して博物館で丁寧な解説付きで展示していて、大変見所があるものです。

私も正直、今回はちょっと歴史探訪の時間が足りなかったです。

6 島の人はいい笑顔、でも英語はあんまり通じないと思った方が

外国人の観光客がいない訳ではないのですが、接客業の人もあまり英語は通じないです。外国人が多いと思われるホテルでも、特定のスタッフしか英語が通じないです。シックスセンシズ・コンダオなら違うんでしょうけど。

でも、接客業の営業スマイルでも本当にいい笑顔。あんな素敵ないい笑顔、日本では見たことがないと思います。壊れかけのバイクを貸してくれたり注文間違えたりされますが…。でも無問題!

他の有名観光地では一杯いる、物を高く売りつけようとする売り子やタクシーの呼び込みもありません。のんびり過ごせます。

買い物する物もないし何もないけど、海は綺麗だし、海でのんびりするにはとても良い場所です。

DSC_0325.JPG

ただし、シーズンがあって、やはり11月から2月までが天気がよく(晴れている)、3月から6月までが海が穏やかとのことです。雨期は7月から9月で、9月から11月は台風が来るようです。

以上、風邪引いてあまり冒険ができず、典型的な観光客に徹していた、テンション低めの2018年4月5月のベトナム旅行でした!