今回の旅行の日程
8月8日(水) 羽田発-香港国際空港経由でマカオへ マカオ泊
8月9日(木) マカオ泊
8月10日(金) マカオからフェリーで香港へ 香港泊
8月11日(土) 香港から中国・雲南省昆明へ 昆明泊
8月12日(日) 昆明から空路で麗江へ 麗江泊
8月13日(月) 麗江泊
8月14日(火) 麗江から大理経由で昆明へ 昆明泊
8月15日(水) 昆明泊←今ここ!
8月16日(木) 昆明泊
8月17日(金) 昆明から香港へ 香港泊
8月18日(土) 香港国際空港から空路で羽田帰着
この日は雲南民族村に行くことにした。昆明駅前から24路か44路のバスで、1時間ほどで着く。バスの運賃は2元だった。昆明市内のバスには1元のものと2元のものがあり、2元はエアコンや電気で次の停留所を表示する路線図が付いている新型バス、1元は古い様式のバス、ということらしい。
雲南省は実りの秋で、道すがら、屋台や果物屋で様々な種類の果物を売っていた。
中国に人参果なるものがあるのは知っていたが、生で見たのは初めてである。
ちょっと怖い。検索したら中国人の人参果の評は「美味しくない」とのことだった。季節物の観賞用果物なのだろうか。
この果物屋さんは人が沢山集まっていて評判が良さそうだったので、翌日、私もこの店でランブータンを買った。
さて、雲南民族村(云南民族村)は、雲南省に住んでいる25の少数民族の暮らしぶりを、各民族ごとに家やお寺などの村の形式にして展示している施設である。入場料は90元(2018年8月現在)。
各少数民族のパフォーマンス(民族舞踊など)も行われており、上演時間も予め公表されているようだ(ウェブ上に公式のものが見当たらなかったが、村に入ると時間が掲示されていた)。
中国の観光設備はどこも巨大だが、雲南民族村も例外ではない。百度百科で検索してみたら、全体の面積が1264.96亩、そのうち水域の面積が463.96亩とあるので、全体の面積が約84万3307平方メートル、水域の面積が約30万9307平方メートルということになるから想像を絶する大きさである。
行ってみると思った以上に大きく、じっくり回ったら半日や1日では足りないくらい。回るだけで大変で、とてもではないがパフォーマンスの上演時間に合わせて回る余裕はなかった。
写真映えのする建物や場所も沢山があったのだが、この日はバッテリーの予備を忘れてきたという失態を犯してしまったので、十分写真が撮れたとは言えない。それでも撮った写真はかなりの枚数があるのだけど、25の少数民族村を全部紹介しているときりがないので、印象深かったものに絞って紹介する。
民族村の入り口は、古い中国の街を模した土産物屋や飲食店になっている。
上の写真真ん中は「乳扇」という食べ物で、買ってみたが、残念ながら余り口に合わなかった。チーズをパリパリに焼いたような匂いと食感なのだけど、チーズと違うのは全く塩味がしないことで、塩味がないと乳臭いだけだと思ってしまった…。
さて、中に入ると、こうやって村ごとにその村の少数民族の説明が掲示されている。これは入り口入ってすぐのところにある阿昌族(アチャン族)の村の説明ですね。
中に入ると、阿昌族の小さな祠と、
あと広場。
こんな感じで、各少数民族村が紹介されていく。民族村全体の水域の面積が広いのは、敷地内は多くの池が配置された庭園になっていて、その間に各4少数民族村が配置されているからである。
これはチベット族のチベット仏教のお寺。中に入ると、順路があって、左側時計回りに参拝するよう僧侶に注意された。なんだか敬虔な気持ちになって中の写真は撮らなかったが、かなり本格的なお寺だった。雲南民族村を「テーマパーク」と評している旅行記もあったが、なかなかどうして、気合いが入った再現度合いなのである。
これは傣族(タイ族)村。人気があって人が沢山いる。
何が人気があるかというと、この貸衣装である。一通り民族村を見て回ったが、ここの貸衣装が一番人気があった。確かに一番ゴージャスだったので、派手な物の好きな中国人に人気があるのはよく分かる。
これはおそらく佤族(ワ族)村。ちょうど民族舞踊の披露中で、ものすごく沢山の人が集まっていたので、上手く写真が撮れなかった。女性が音楽に合わせて激しく頭と長い髪を振って踊っていたのだけど、髪の美しさを誇るための踊りらしい。ちなみに佤族は比較的最近まで首狩りの風習があったのだとか。
これは満族の院(お寺?)。
途中でヘリポートがあったので見に行ってみたら、ヘリコプターで西山辺りまで一帯を空から観光できるんだそう。さすがに中国はスケールが違う。料金は不明です。
次は前日に乗り換えた大理に住んでいる白族(ペー族)の村。見慣れた感じになってきました。
おお、昨日見られなかった大理の三塔のレプリカが。
麗江を拠点とする納西族(ナシ族)村もあり、麗江古城の街が再現されていましたが、さすがにこれは「3日間本物見たもんねー」って気分に。
写真で見てのとおり、薄曇りで決して天気は良くなかったが、紫外線がきつく、顔や首の後ろあたりがヒリヒリして日焼けした感じがする。
この日は、雲南民族村から戻る途中で外資系スーパーをチェックし、途中でマンゴスチンを買ってホテルに戻る。ホテルの廊下がドリアン臭い。誰や、ドリアン部屋に持ち込んだの…。
夕食は、前日超絶不味い食事を食べてしまって心が折れたので、ロンリープラネットで慎重に探し、バスに乗ってわざわざ翠湖公園の近くの文林街まで行って、そこの中華料理屋で食事した。ロンリープラネット、こないだベトナム行ったときもそうだったけど、私の場合、心が折れたり体調が悪くて面倒だったりするときにレストランを探すガイドブック化していると思う。
昆明おなじみの登山家ビール(最近発売された新商品らしい)。
昆明名物のジャガイモを細くスライスしたものを揚げた料理。
中国は、大体料理のポーションが大きくて、余ったら皆備え付けのビニール袋に料理を詰めて持って帰っていたので、このポテトフライも持ち帰り。このお店はごくまともで、美味しかった上に、前日の超絶不味い店より安かったです。
出かけるのが遅くなったので、8時過ぎの入店だったが、8時半ラストオーダーで、9時過ぎには店は終わっていた(もっとも、日本みたいに9時過ぎだから出て行けとは言われなかった)。
帰りのバスはもう終バスか、その一つ前のバスだった。昆明の夜は早く、バスは午後10時台、早い路線だと9時台に終バスになってしまう。
この日は以上。
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